20230316_現預金、貸倒引当金

個別問題集4−5 現金・預金(5)
◯ 間違えた問題の概要
・修正事項・決算整理事項を処理後、決算整理後残高試算表を作成する。
・修正事項、決算整理事項が少々提示
・期末における当座預金の残高証明金額は、38,200円
・当座預金以外の帳簿残高は、179,800円
・期末における小口現金の在高表合計は、2,120円
※営業費の支払い以外には、現金を保有していない
※営業費の支払いは、小口現金制度を採用し、毎月初に補充している。
※現金化不足は生じていない。
・決算整理前残高試算表の、現金預金勘定残高、営業費残高が与えられている。

◯間違えた部分
 決算整理前残高試算表の現預金残高215,600円から修正事項・決算整理事項を処理して、与えられた資料の当座預金以外の預金帳簿残高、期末における小口現金有高表を差し引いて、当座預金残高を算出した。その金額が正しいと思い込み、銀行が発行した当座預金の残高証明金額38,200円との差額はなんなんだ?と間違えた。

 正しい考え方は、当座預金の期末残高証明書を正として、そこから逆算して当座預金残高を求める、という流れで思考しないといけなかった。
 また、算出された正当な当座預金残高とその他の預金残高の合計を現金預金の帳簿残高から差し引くと、現金勘定が算出されるが、この問題では、小口現金有高表と差額が生じた。(現金有高表が少ない)。差額については、営業費の記帳漏れとして処理する必要があった。

◯ 間違えた原因
 問題を読んで、頭から順番に手を動かすだけになってしまった。問題をよく整理し、確実な数字は何か、ということをよく考えないといけなかった。

個別問題集6−9 貸倒引当金(キャッシュフロー見積法)
◯ 間違えた問題の概要
 貸付金100,000円について、当初の条件から、期間及び利率を緩和するときの、貸倒引当金の算出及び各期に計上する利息を計算する問題。

◯ 間違えた部分
 貸倒引当金の算出に、問題はなかったが、各期の利息の計算がわからなかった。
・ 各期の利息の仕訳は以下のとおり
 現金    2,000        受取利息   4,591
 貸倒引当金 2,591

 現金の2,000は、100,000の元金に、緩和後の利率2%を乗じたもので、現金で受け取るもの。
 貸倒引当金2,591は、受取利息と現金の差額。
 受取利息4,591は、条件緩和後の貸付金100,000を条件緩和時の現在価値として計算した金額に条件緩和前の利率を乗じたもの。

 借方に貸倒引当金が来ることが理解していなかった。条件緩和時に設定した貸倒引当金を毎期償却していくイメージ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?