20230320_税効果会計

【基本的な考え方】
1 ざっくりとしたイメージ
 繰延税金資産は、費用の見越し・繰延べとやっていることは一緒。

(例) 家賃を前払いした場合
 不動産を賃借しているとき、毎月の家賃が100千円で、6.30に1年分を前払いした時は、以下の仕訳
 6.30   支払家賃 1,200  C  1,200
 3.31   前払家賃   300     支払家賃 300
 4.1     支払家賃  300    前払家賃 300

これが税金の場合だと・・・
(例)1,200千円の納付書が送付された。会計上の計算では、当期の税金は900千円で、300千円は翌期に発生する金額のはず・・・
 3.31   法人税等 1,200   未払法人税等 1,200
     繰延税資 300      法人税等調整額 300
 3.31    法人税等調整額 300     繰延税資 300
(翌期)
→1,200納付したけど、会計上の税金は900のため、300を繰延税金資産とする

2 大切な考え方
 ここの取引の話はどうでもいいので、要するに、会計上と税務上でくらずれているのか、ということ。
 その差額について、法人税等調整額で計上する。

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