20230313_新株予約権

個別問題集23−3 新株予約権(3)
◯ 間違えた問題
有価証券 34,200     新株予約権  4,000
            現金       30,000
          有価証券評価益 200

◯  間違えたポイント
新株予約権を取得したときの新株予約権の価額と新株予約権を行使したときの新株予約権の時価の評価損益を新株予約権行使時に計上する。

個別問題集23−4 新株予約権 ストック・オプション
◯基本的な考え方
・ストック・オプション(SO)は、従業員等に新株予約権を付与すること。払込みはない。
・払込み等がないので、株式報酬費用を計上する。
・株式報酬費用=公正な評価単価×SO数×(付与日から決算日までの期間÷対象勤務期間(権利が確定する日))

①公正な評価単価とは
問題文で与えられる

②SO数とは
株式報酬費用を計算をする時点で想定される数量
・・・付与日に100人の対象者が在籍していても、決算時に5人辞めることがわかっているなら95人分で計算する

③付与日から決算日までの期間÷対象勤務期間とは
当期に計上する株式報酬費用の割合
(例)
付与日〜決算日:半年
対象勤務期間:2年
→6ヶ月÷24ヶ月=25%を計上する

⭐︎翌期以降の処理について(重要)
翌期の1年分を「12ヶ月÷24ヶ月=50%」として計算してはいけない。「18ヶ月÷24ヶ月=75%」と計算して、前期計上分を控除する方法により、翌期分の株式報酬費用を算出する。
→SO数が変動するため。
 X1年度95人で計算したけど、X2年度末時点で90人になっていることが判明している場合、90人×1.5年分ー95人×0.5年分=X2年度の株式報酬費用として計算する。

この基本的な考え方を理解しておけば、新株予約権のストック・オプションは大丈夫。

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