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プリパラ、人生で一番好きなキャラクターについて 〜あじみ・ひびきについての備忘録〜

(表紙画像:第81話「地下アイドル始めました!」より)

プリパラ10周年おめでとうございます。
10周年、ちょっと豪華すぎる。プリパラ展も見てきましたが、キャラクターの「実在」を感じられる展示がとても良かった!調子に乗って買いすぎたチェキ風トレカの使い道に困っている。プリパズの絵柄大好きな為このグッズがかなり嬉しかったから…

このコーナーほんとに凄かった

早速本題ですが、周年の区切りでせっかく熱がある時に一つまとめておきたいと思ったのが、やっぱり推しの話で。誇張抜きで一日も欠かさず、8年前からずっとひびき様とあじみ先生の事を考えています。

私が初めてプリパラで見た回は「ハムとあじみ」で、あじみ先生の異色のライブシーンに目が離せなくなり、そのライブを見て体調を崩すひびき様に当時瞬間最大風速のドキドキを感じて完璧に落ちてしまいました。(初めて見たものを親と思う鳥のごとく、ずっと2人の影を追っている…)放送当時はSNSを禁止される位の年で、放課後にプリパラが好きな友達にずっと話を聞いてもらっていた記憶があります。その時からずっと、ひびき様とあじみ先生に友達になってほしい、それまでの過程をどうしても見たい!という欲求に駆られていました。

だからちょっと8年間の思いの丈を少しでも何か形になればいいな、と自分の備忘録も兼ねてまとめてみます。
ちょっと人様に読ませられるレベルではないですが、ひびき様とあじみ先生のファンの人とか、もしくは興味本位で開いてくれた方でも、誰かの目に止まったら嬉しいです。
このnoteは2人の絡みにしか言及しておらず、他の重要な内容についてもかなりすっ飛ばしてますが悪しからず…


・あじみ先生ってどんなキャラ?

あじみ先生は、パプリカ学園の美術教師で、芸術家。美術用語を語尾に使うキャラクターです。独特な言葉使いであり、周囲にも困惑されるレベルで会話が難しいという難儀なキャラクターですが、他人に寄り添う優しさも兼ね備えています。突飛な行動が目立ちますが、その根底には「人の為」に行動するという利他的な考え方が見られ、これは幼少期からの本質であり、彼女がそれを美徳としている訳でない所から極端に自己犠牲的な側面が強いものだと考えられます(この性質がやや行きすぎていて病的に感じられ、浮浪児のような生活をしていた幼少期の背景から愛着形成に問題があったのではないかと邪推してしまう)
ただ、その突飛な言動故に周囲からの評価と本人の思惑にはギャップがあり、表面的な振る舞いに隠れたある意味危うい一面のあるキャラクターだと感じます。ただ、あじみ先生自身はそのアンバランスさを気にしている様子はないです。

64話「ハムとあじみ」より

・ひびき様ってどんなキャラ?

ひびき様は、パプリカ学園の学園長代理やムービースター、さらには怪盗といった多彩な顔を持つ「最高のプリンス」として描かれています。彼女は語尾を嫌い、自分自身を「天才」と称してプリパラを「天才」のための場所に変えようとし、ふわりをはじめとする天才たちを集めていました。しかし、その「天才」ぶりは生まれつきのものだけでなく、計算や演技によって磨かれたものでもあるとも読み取れます。個人的に、彼女を表す言葉として「天才型の努力タイプ」がぴったりきます(そもそもひびき様ってwho is babyすぎる)
ひびき様にはボーカルドールになるという夢がありましたが、これは肉体の死を伴うもので、彼女の動機も過去のトラウマからくるネガティブな側面が強く、(あくまでらぁら達から見たひびきについて)その野望はらぁらちゃん達によって止められることになります。友情を信じられず、ボーカルドールという「友達を作れない存在」に憧れていたひびき様ですが、ふわりちゃんやファルル様の説得を受け、少しずつ友情に対する考えを変え始めていきました。
ひびきは過去の経験からやや嫌世的な部分を持ちながらも、自分の信念に忠実で、嫌いな語尾アイドルのライブを対戦相手のパフォーマンスとして最後まで見届けるなど、義を重んじるまっすぐなキャラクターだと言えます。

73話「彼女がデビューする日」より

・本編での2人の軌跡

64話「ハムとあじみ」

では、突如プリパラに現れたあじみが、特異な言動で周囲のアイドルたちを驚かせます。例に倣ってあじみ先生もライブする事になりますが、ライブメンバーを探すためプリパラTVを視聴していたひびきは…お察し。
コーデ泥棒を行っている怪盗ジーニアス(=ひびきだが、当時はまだ正体不明)を捕まえるため、あじみ先生はプリパラポリスの係長に。

64話「ハムとあじみ」より

この後しばらくはポリスと怪盗としての対峙、対ひびき様への語尾要員として絡みが描かれますが、

第75話「イゴーイング・マイウェイ」

では、2人の関係に転換が訪れます。この回ではプリパリから帰ってきたファルルが天才チームに加入し、アイドル達の憧れのゴールドエアリーを出します。ファルルの素晴らしいパフォーマンスに満足するひびき様。しかし、ライブをよく見る為、とたまたまあじみ先生がひびきの特等席に現れます。あじみ先生に恐れを感じたひびき様は、安藤に彼女を追い出させますが、この時あじみ先生はひびき様に対して「どこかで見たような」と疑問を持ち始めます。このエピソードから、2人の因縁が徐々に明かされていくことに。

第75話「イゴーイング・マイウェイ」 より

第81話「地下アイドル始めました」

では、冒頭であじみ先生がプリパリまで足を運び、縦ロールの女の子の似顔絵を描いて「10年前に会った」と言いながら人探しをしています。その後、あじみは10年前にも訪れた洋館へ向かい、そこで庭師の男に声をかけられました。彼女と庭師は、かつてあじみがフルーツ泥棒をしていた頃からの顔見知りで、あじみ先生がその女の子について尋ねると、庭師は「ひびきお嬢様」だと答える。当然、ひびきお嬢様とは「紫京院ひびき」のことであり、あじみ先生が感じていた既視感は、幼少期にひびき様と知り合っていたことが発覚します。

第81話「地下アイドル始めました」より

第82話「ガァルマゲドンのデビタインデー」

では、ひびき様が属するセレパラ歌劇団のメンバーが1人結婚で脱退し、その空いた枠をどうするか悩んでいるところに、あじみ先生から電話がかかってきます。語尾の多さにひびきは顔面蒼白で硬直し、電話の内容は「久しぶり、覚えてる?帰国したら遊びに行くね」「大変だったみたいだから力になるよ」といった好意的なものでしたが、ひびきにはまったく伝わりません。この電話をきっかけに、ひびき様も10年前にあじみ先生と交流があったことを思い出し、彼女に対して今まで以上に強い恐怖心を抱きます。

第82話「ガァルマゲドンのデビタインデー」より

第83話「ペルサイユのくるくるちゃんダヴィンチ!」

では、
ひびき様はあじみ先生を恐れ、セレパラ城の前に大量の黒服めが姉ぇさん達でバリケードを築きます。一方、あじみ先生は空港でふわりちゃんと出会い、二人で帰国し、パラ宿に到着後すぐにらぁら達の元へ向かいます。あじみ先生は「重大な報告がある」と言い、全てを思い出してひびき様の秘密を告げることに。

10年前、あじみ先生がプリパリ郊外のペルサイユに住んでおり、豪華な屋敷に忍び込んでフルーツ泥棒をしていた時のこと。その屋敷に住んでいたのはひびき様で、当時は男装しておらず、縦ロールのお転婆な女の子だった。ひびき様は友達に囲まれ、楽しそうに遊んでおり、友情を心から信じる少女だったと言います。

そんな中,ひびき様はある事件をきっかけに家族と財産を失ったと思われました。その結果、召使は去り、友人たちは「お金がないなら友達ではない」と冷たい言葉を投げかけた。しかし、後に家族も財産も無事であったことが判明します。それを知った召使や友人たちは何事もなかったかのように戻ってきたため、ひびき様は激怒し、「帰れ! 何が友達だ! 何がトモチケだ! そんなの全部ウソだ!」と叫びます。

この出来事で人を信じられなくなったひびき様は塞ぎ込んでしまい、それを見たあじみは「このままではこの子はダメになる」と、自分がひびき様の友達になろうと決意します。しかし、あじみ先生の独特なコミュニケーション方法がひびきには伝わらず、逆に恐れられてしまった上、あじみ先生はそれに気づかず、ひびき様をしつこく追いかけることに。屋根裏やトイレ、換気扇、暖炉など、どこまでもひびきを追いかけた結果、ひびき様はあじみ先生を恐れるようになり、現在の語尾嫌いが形成されました。

そんな日々が続く中、ひびき様を追いかけた先で入った美術館であじみ先生は美術の魅力に目を奪われ、ひびき様を見失いました。あじみ先生の手から逃れたひびきは髪を短くし、男として振る舞うことを決めます。そこには「この世の全てが嘘偽りだ」という思いが刻まれていました。

第83話「ペルサイユのくるくるちゃんダヴィンチ!」より

第87話「語尾の果て」

では、前話でひびきがらぁらちゃんに敗北し、セレパラはプリパラに戻るはずでした。しかし、セレパラがプリパラのシステムに過剰な負荷をかけた結果、システムが暴走してしまいます。この暴走したプリパラでは「友情の存在しない世界」が広がり、アイドルたちは互いに他人のように振る舞います。そんな中でひびき様も、自分が何か大切なことを忘れていると感じますが、それが何かを思い出せず、むしろ心地よさを覚えています。

しばらくして、らぁらちゃん達の呼びかけによってプリパラのシステムが再起動し、状況が少しずつ正常化していきます。その中でひびき様は、一度捨てたふわりちゃんのトモチケを手にします。ふわりちゃんの存在を思い出し、彼女の名前を叫びますが、時すでに遅く、ひびき様の足元に穴が開きます。これはシステムエラーの主犯であるひびき様をプリパラから抹消するためのものでした。

ふわりちゃんが間一髪でひびき様を助け、代わりに穴に落ちますが、ひびき様もそれを追って穴へ飛び込みます。ふわりちゃんに諭され、ひびき様は友情を知ります。その時、システムが再起動し、ひびき様を思い出したあじみ先生が穴に飛び込んでくる。ひびき様は回避しようとするものの、ふわりちゃんが注意し、あじみ先生を拾い上げることに成功します。その際、あじみ先生の頭に膝が当たり、あじみ先生の語尾が消滅します。

ひびき様はあじみ先生に「どうして僕につきまとうんだ?」と問いかけ、あじみ先生は「友達になりたいからだよ」と答えます。ひびき様は初めてあじみ先生の真意を知り、「友達になってくれる?」と尋ねられ、「赤の他人から始めよう」と答えます。今までずっとすれ違っていた二人にとって、0から始める、というのは大きな一歩でした。


第87話「語尾の果て」より
第87話「語尾の果て」より


第133話「語尾の彼方」

シーズンを隔てて、神アイドルグランプリのトーナメントが開催されています。トリコロールとうっちゃりビックバンズのチームが対戦し、ひびき様はあじみ先生たちの語尾だらけのライブを聞いた後では自分のパフォーマンスに悪影響を及ぼすのではないかと心配しました。
ひびき様は一番の順番を引けるように訓練を行いますが、それは叶わず後続になってしまいます。うっちゃりビッグバンズのライブが始まるものの、ひびき様は対戦相手のライブを聞かない事をよしとせず、語尾に対して完全防備で挑みます。

しかし結果は虚しく、ライブ後にはあまりにも語尾を聴きすぎたためにひびき様は命の危機に陥ってしました。そこにライブが終わったうっちゃりビックバンズズが現れ、いつものようにあじみ先生がひびき様に話しかけますが、今回いつものようにいきません。遂に第三者、執事の安藤の口からはっきりと告げられます。
「ひびき様は・・・、ひびき様は・・・!
ひびき様は語尾が! 語尾が大っ嫌いなのです!」と。
これを聞いたあじみ先生はそれを聞いたあじみ先生は顔面蒼白になり、泣きながらひびき様に謝ります。「果て」でひびき様があじみ先生を知ったなら、「彼方」ではあじみ先生がひびき様を知る番でした。

あじみ先生は初めて自身の意思で語尾を押さえ、「金輪際、語尾は言いません」と誓います。ひびき様はなんとか起き上がり、「語尾のない世界は美しい・・・。」と一言呟きました。
そしてあじみ先生は語尾を押さえながらもまた「友達になってくれる?」とひびき様に頼みます。ひびき様は「いいだろう。赤の他人から、友達のまたいとこの飼っている犬の飼っているノミ族の友達の王様に昇格だ。」と告げ、あじみ先生は喜んでひびき様達をライブに送り出しました。

第133話「語尾の彼方」より

第140話「み~んなトモダチ! ず~っとトモダチ!」

では、ひびき様があじみ先生のことを自身の理事長室に呼びつけます。ふわりちゃんの助けを借りながら、ひびき様はあじみ先生に頼み事をします。
ひびき様からあじみ先生へのアクションはこれが初めてでした。
ひびき様の頼み事とは、「プリパラの外に出られる様に出られるようになったファルルに授業を受けさせたい」「そのため、あじみにまともな授業をしてほしい」と言うもの。
喜んで了承するあじみ先生ですが、ひびき様の言わんとしている事がうまく伝わっておらず、ひびき様はもう一度「まともな授業とは、語尾を使わない事」と釘を指します。それを聞いたあじみ先生は、語尾を使えない事にショックを受け、その場に倒れ込みます。
彼女にとって語尾とは、切っても切り離せない、魂のようなものなのかもしれません。
しかし、どうしてもファルル様に授業を受けさせたいひびき様は
「もし今日1日まともに授業ができたら、友達の知人の知人の知人が飼っているハムスターにしてやってもいい」
とご褒美(?)を用意し、それを聞いたあじみ先生は調子を取り戻し、「語尾矯正ギブス」という謎の装備を身につけて授業に向かいます。
ギブスの効果によってまともに授業をするあじみ先生でしたが、授業終了のチャイムが鳴った後、我慢の限界を迎え、押さえ込んでいた語尾が一気に吹き出してしまい…それを聞いたひびき様はまたもお察し。

第140話「み~んなトモダチ! ず~っとトモダチ!」より

ここまでが大まかなあじみ先生とひびき様の軌跡でした。ここからは、2人の考えや今後の関係性について考えてみます。

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