ヤチョウママ流モデリング講座その4

 TLにもっとうまい人もいるのにどの面さげて講座なんて書いてるんだと思われる方もいると思います。ごもっとも!!!! ママもつらい!! でも技術があることと技術を教えることは全くの別のスキル… と自分に言い聞かせています。怪文書で一人でも自作派増えたら… きっと楽しいだろうなって… ママは信じて… (消えるハイライト) 

 さて今日からようやく顔を作っていきます。ミラーとサブディビジョンを織り込んだ球体が目の前にあるかと思うのですが、その前にもうひと手間。サブディビジョンモディファイアのここをクリック。そうすると頂点が球体にくっついてくれるのでより直感体にモデリングができます。あとミラーモディファイアのクリッピングにもチェック。これをチェックするとミラーの中心面上の頂点が動かせなくなります。顔がばかりとわれるのを防いでくれます。誤ってほかの頂点を頂点にくっつけちゃったときはこのクリッピングを解除すればその頂点は再び動かせるようになるわ。

画像1

 さて、この状態でいくらグネグネしててもお顔には近づきませんね。制御できる頂点がたりないからです。もちろんこの状態でモディファイアを適応して、頂点を増やすこともできますがちょっと待って。そうすると調整しないといけない頂点がばばんとふえてしまうのでそれは最後の微調整まで取っておきます。そこで取り出すのがナイフツール(ショートカットはナイフのK)です。ナイフツールは文字通りメッシュに切り目をいれて面上に辺と、交点に頂点をつくってくれる優れもの。ループカットでもいいのですが、あれだと無駄な頂点が増えがちなのでナイフで切り付けて制御する頂点をふゃしていきます。メッシュをナイフで切りつけながら暗闇を走り抜けてください。ナイフで切りつけると「俺全然そんな風になるなんて思ってなかった」って形になってしまいますが、慌てずに。辺がふえることによって内接円の形状は一気に変わってしまいます。びびらずにまた丁寧にかたちをつくり、またナイフで頂点を増やし形状を整え… It's your pain or my pain or somebody's painよ。大丈夫あなたの痛みは私の痛み… 

画像2

 調子にのってGET WILDしすぎたら頂点を複数選んでMキーで統合して減らします。制御する頂点がすくなければすくないほど丸に近い形になるわけですから、ゆがみもきれいに取れます。おまけにせっかくつけたええ感じの凹凸もとれます。ナイフと統合を繰り返し理想の形に近づけていってください。ある程度形になってきたら3面図にとらわれずいろんな角度からみてかわいいかどうかをチェックします。3面図にとらわれすぎるとなぜかかわいくない角度が発生します。不思議なほど確実に発生します。このあたりからメッシュちゃんは下書きから独り立ちすることになり結果下書き関係ないものが出来上がるんですね… (死んだ目)

画像3

 サブディビジョンを適応しないとこんな立体。

 ここまでくると後は根気のいる作業かつ自分との戦いでママがあれこれしてあげられることはないのだけど…そうねえ… 凹凸の激しい部分、お顔でいうと鼻回りあたりは頂点数を多く、逆に頬みたいなところは頂点が少なくなるはず。その辺を意識して最初はナイフを入れてみてはいかがかしら? あとは… 口や目を開けた状態でモデリングしておくと後で楽、くらいかしら?  四六時中口を開けてる人いないんだから閉じた状態でモデリングできるといいんだけどねぇ… そこはこの後の表情付けのところでやるから我慢してね。このアプローチだと楽な反面どうしても細かい箇所が自分の思い通りにならずむきーってなると思いますが最終的にサブディビジョンを適応してからそこは微調整できますのであらあらの状態で納得することも大事です。

 クロマケの仮入稿が終わってとりあえず気が抜けてます。ふにゃあ~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?