夏の夜の夢 顔合わせ
さて、本日は書くと宣言したまま放置しかけていた顔合わせについて。
7/13
No day but today in actはスケジュール組みが下手だ。顔寄せには全員集まらぬという恒例の状況。
来れなかった役者は、「仕事」でこれていないのだからエンタメの徐々に見せる復活の兆しを喜ぶべきなのだろうか。
今回のキャストは
夏夜に当たってドラマトゥルクの砂原(以下ジャリ)
と8ヶ月ほど前からこの人はどう?あの人は?とあーでもこーでもないしながら試行錯誤の末選んだ素敵なメンバー。
今、僕自身が夏夜をやるにあたり
本当に素敵なメンバーが集まったと思う。
開始時間、1時間前にスタッフ達と集合。
準備は30分ほどで終わる。
役者達の入り時間15分前から1人、2人と徐々に
高揚と不安を交り合わせた
おはようございますの声が稽古場に響く。
全員揃いまずは、挨拶。
今回はノーデイ初の子役を起用することで
いつもと違う、保護者(お母様方)の目線もあった。
僕の今回はの作品に対する想いと
全員への感謝を伝え
役者の挨拶へ。
トップバッターは座長でもある
パック役のKいちさん。
話初めから、即座に和やかな雰囲気をつくる職人芸この人を座長にして本当に良かったとおもう。
順々に挨拶し
子供達へ。
しっかりと挨拶をしてくれた。
これだけの大人に囲まれて顔合わせと言うのは彼女達にとってはとても緊張しただろう。
でも、これも一つの経験だ。
座組みの大人達も自分の初舞台を思い出していたのではないだろうか。
笑顔に畳まれる稽古場。
顔合わせの時間は
諸々の都合により3時間と決まっていたので
早速読み合わせをする。
冒頭のセリフは
今回のタッグ相手の砂原だ。
シェイクスピアの作品はは彼の人生にとって、とても大切な作品。
しずかに安らかに気配をつくる。
緊迫した場に変わり生死を問われる質問をされる貴族。
子供達と同様に彼らも緊張していたのだろう
やや小さい声で話し始める。
夏夜はキャストがクライマックスから始まる作品なのでここの心持ちはとても重要だ。
そして、次は職人のシーン
生憎、クインスの夢麻呂氏はおやすみ。
代役のジャリが話し始める。
先ほどの王様とは打って変わって
活気ある口調だ。
そして、それに応える
竹田ボトム
第一声目から予感が核心へと変わる。
あっこの人ボトムだわ。
(実は竹田氏との共演や彼が舞台にいる芝居を拝見したことがなく、お茶をした事がきっかけで出演が決まったのだ。)
劇中劇でお相手を務めるのは
うちではもうおなじみの
初めての役者とも息を合わせられるのは彼がその場で生きているから。
この職人連中。
スナッグ、スナウト、スターブリングも
クセのあるキャスト陣(紹介はキャスト紹介の際に❤️)いや、もうすでに楽しみです。
役者達の言葉を聞きながら
シーンは進む。
森の中のシーンでは何とも嬉しい出来事が。
読み合わせなのに職人が立ち始めた。
職人が立ち始めたのです。
もう、笑いしか起こらない。
読み合わせなんて関係ない
立った方がいいと思ったから立った。
それで良いんです。
(おは劇で稽古初日なる企画があるそうですが
これできるわ。と思えた瞬間)
自由に、その場で提案出来るそんな座組みがとても素敵だ。
ちょこちょこセリフの中にアドリブを交え
キャラクターを構築する役者達。
貴族の役者達もほぐれたものを感じとり熱を入れてくれる。
特に、ハーミア
の、とぼけっぷりは彼女にしか出せない色が凄くみえた。
立ち稽古になるとまた、変化は出るだろうが
大事にしたい感性だ。
妖精達も竹田航氏とのやりとり。
戸惑いながらも楽しんでくれたようだ。
夏夜の劇中劇と言えば様々な団体が悩み苦しみ身内ネタに走り葛藤する名物だが
今回は予め職人達に方向性を提示。
城戸崇宏がラストを締めるのだが
これは必見ではないか。
そうなんだよ。
城戸崇宏に求める芝居はこれなんだ。
本番では竹田航から城戸崇宏にどのようなバトンを渡すか非常に楽しみだ。
そして、ラストシーンは今回のシェイクスピアで
演出をハナからかけたいと思っていた台詞回し。
うん、悪くないと思う。
稽古すれば、きっと大きなパワーになる。
そんな、こんなで期待が膨らむ顔合わせでした。
次の更新はキャスト紹介にシフトしようかと思う。
最初は妖精達からかな😏
小森谷朋基
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