無職透明

コロナ禍で無職になる。 貯金を失い、鬱病になる。友人と連絡を絶ち、社会的に希薄化し、…

無職透明

コロナ禍で無職になる。 貯金を失い、鬱病になる。友人と連絡を絶ち、社会的に希薄化し、透明人間となる。 立ち直るきっかけを探す、漂流する日々の備忘録。現在は会社員として復帰中。 誰かの参考になりますように。

最近の記事

知らない人と話す

マッチングアプリで知り合ったのは横浜に住む既婚者の方でした。 婚外恋愛というものが流行っているらしく、その相手を探していました。 私はその人には鬱であることを打ち明けました。それから何気ない会話をよくする様になり、今日の夕ご飯はこうだったとか、生活の些細なことを共有する様になりました。 自分の中で失われていた生活のリズムが取り戻されて来るのがわかりました。 また別の方には、自分のこれまでの仕事を見てもらったりしました。 その方はほんとに優しい人で、良かったら自分が勤めて

    • 10数年ぶりに会社員として生きる

      記事を久しぶりに書く。 色々とあって、鬱病の人間が何とか社会に再復帰しました。 その色々について少しずつ書きたいと思います。 私はフリーランスで10数年仕事をしていました。 それなりに稼いでおり、都内にマンションも買ったりしていました。 コロナ禍で仕事をなくし、鬱になり、転職活動を始めました。 こんな自分なんか雇ってくれるならどこでも!その精神で求人応募をしました。 しかし、どこにも受からず書類選考で落ちまくります。 不採用が50社越えてきたあたりでようやく悟ります。

      • がんばらなきゃ

        頑張ろう、頑張って。 なんと疲れる言葉なのだろうか…。 私はそれに取り憑かれていたと思う。 自分の頑張り次第で収入が変わるフリーランスで仕事をしていたせいもあり、とにかく頑張っていたのだ。 コロナ禍で仕事がなくなり続け、ある日、収入が途絶えた。 私はフリーランスではなくなった。「無職」という二文字が突然貼り付いた。 それでも私の脳内は頑張らなきゃ頑張らなきゃと回転し続け、終いにはホルモンバランスを崩してしまい、鬱になった。 一度崩したホルモンバランスはなかなか回復せず

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