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AWS Lightsail vs EC2でのWordPress構築!おすすめはどっち?

こんにちは!ひろしです!
今回はワードプレスについてのお話をしていきたいと思います。

昨今クラウドサービスがどんどん主流になってきており、GCP、AWS、Azureについては三大クラウドとして名前をきくようになってきました。
これらのサービスを使用してワードプレスを導入するということも簡単にできるようになってまいりましたので、本日はその中でもAWSのサービスである、 LightsailEC2に着目したワードプレスを構築する方法についてご紹介させていただきます!



1. Lightsailとは

AWS Lightsailは、初心者やスモールビジネス向けに設計されたクラウドサービスで、固定料金で仮想サーバーを利用することができ、Webサイトやアプリケーションのホスティングが簡単に行えます。
特に、以下のような特徴があります。

  • 手軽さ: インスタンスので、初心者でも簡単に利用開始できます。EC作成からデプロイまでの手順がシンプル2との違いはこのお手頃さが大きいと個人的には感じます。

  • 料金: 低コストで始められ、料金が予測しやすいのも大きなメリット。EC2は従量課金であるのに対し、Lightsailは固定料金となります。スモールビジネスや個人事業主には、コストを抑えつつ信頼性の高いホスティング環境を利用できるのがメリットですね。

  • 管理: EC2は単体では動作させることができず、そこから接続するための環境を準備する必要がありますが、Lightsailはサービス単体でほとんどのことを完結できるのが良いところです。

2. EC2とは

EC2は、AWSの中核となるコンピューティングサービスで、高度なカスタマイズが可能なサービスです。大規模なウェブアプリケーションやデータベースなど、さまざまな用途に使用できます。特徴としては以下の点が挙げられます。

  • 柔軟性: EC2は、豊富なインスタンスタイプやオプションから選択可能で、用途に応じたリソースを利用できます。これにより、自身が構築したいホームページやECストア、アプリ等に合わせて最適なパフォーマンスとコストでサーバーを使用することができます。

  • スケーラビリティ: 必要に応じてリソースを追加・削減できるため、ビジネスの成長に合わせてインフラをスケールすることができます。Lightsailではプラン毎での調節は可能ですが、EC2のようなスケーラビリティはないので、EC2の大きな特徴の1つですね。

  • コスト: EC2は、使用したリソースのみに課金される従量課金制です。大規模な利用ではコストが高くなる可能性がありますが、細かい設定によりコストをコントロールすることも可能であることが特徴です。

3. Lightsail vs EC2: 機能とコストの比較

LightsailとEC2は、それぞれ異なるニーズに応えるサービスで、Lightsailは初心者や小規模なプロジェクトに、EC2は大規模なプロジェクトや特定の要件を持つプロジェクトに適しています。

コスト面では、Lightsailは固定料金であるため、初期投資を抑えることができますが、EC2は使用したリソースに応じて課金されるため、大規模な利用ではコストが高くなる可能性があると考えられます。
各サービスの比較を表でまとめましたのでご参考ください。
※なお、サービスの料金や内容は都度変更しておりますため、実際の料金及びサービスに内容については、AWSのサイトよりご確認ください。

4. 私のおすすめはLightsail!!

AWSでワードプレスを利用する場合の私のおすすめはLightsailでの構築です。
まず、AWSをあまり触っていない人、触ったことがない人がEC2の構築、接続環境の構築、ワードプレスのインストールを行う難易度がかなり高いからです。また万一誤った接続環境を放置したりして知らぬところで課金が発生している。。なんてこともおこります笑

一方Lightsailでは初心者や小規模なプロジェクト向けではありますが、月額固定で環境を簡単に構築できます。ただし、EC2等の大規模なwebサイト開発となる場合は、Lightsailでは少しもの足りないところが出てくるかと思います。


5. 実際にLightsailでWordPressを構築してみよう

では実際にLightsailで構築してみましょう!
今回の構築では課金が発生しますが、AWSには現在(2023/10月時点)無料枠というものがあり、3ヵ月無料で利用できますので、3ヵ月内の解約でしたら無料で構築・利用できます!

1. AWSコンソールにログインし、Lightsailのダッシュボードにアクセス

AWSへは以下からアクセスできます。

続いて、上部の検索窓に「Lightsail」と検索し、表示されたLightsailをクリック!


2.「インスタンスの作成」より、WordPressのインスタンスを作成


次に、インスタンスの作成を行います。

なお、日本語翻訳するには、画面左下のオレンジ文字の箇所から日本語を選択することで切り替えを行うことができます。

続いて、インスタンスの作成画面にて、リージョン、インスタンスを設定していきます。

リージョンはデフォルトであれば、日本が設定されていますが、他のリージョンにしたい場合はオレンジ箇所より変更が可能です。


次に、インスタンスを設定していきます。
インスタンスとは簡単にゆうとサーバーやパソコンのようなもので、
OSやメモリ、CPUが含まれたAWSのサービスとなります。
今回は、安価で利用しやすいものを選択したいので、Linuxを選択し、設計図からWordPressを選択しましょう。

また、ここで「WordPress Multisite」というものがありますが、これは1つのワードプレスのサーバーで複数のサイトを運用したいときに利用できるものになります。複数サイトを構築する予定がなければ、通常の「WordPress」を選択しておきましょう。

続いて、インスタンスプランの選択を行いましょう。

最初の3か月は無料(2023.10月時点)となっていますので、いずれか任意のプランを選択して頂ければと思います。
また少し設定は必要ですが、別プランに移行することも可能ですので、最小プランから進めて様子を見るという方法も取れるかと思います。

最後にインスタンスの名称を設定します。
こちらは自分が分かりやすい用途に合わせて名称を変更しましょう。あとでの変更はできませんので、ご注意ください。


最後にインスタンスの作成ボタンをクリックするとインスタンスを作成することができます!

以下のように表示されれば構築完了です!



6. まとめ

今回はAWSでワードプレスを構築するおすすめのサービスについてご紹介させて頂きました!

今回はLightsailでの構築方法をご紹介させて頂きましたが、またご要望があればEC2への移管方法や、Lightsailの上記プランへの変更移管の方法についてもご紹介できればと思います。

それではお読みいただきありがとうございましたー!


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