【ネタバレあり】名探偵ピカチュウ【感想】
~この先ネタバレがありますので、まだ映画を見てない人は絶対見ないでください~
2019年5月3日(金)公開の映画「名探偵ピカチュウ」を観てきました。
例によって自分が思ったことをつらつらと感情だけで書いていきます。
『名探偵ピカチュウ』は、同名のビデオゲームを原作としたロブ・レターマン監督によるアクション・ミステリ映画である。(Wikipediaより)
ということで、今作は日本で発売されたゲームが原作である映画になります。ゲームの方の感想は こちら にまとめてありますので、よろしければ合わせて参照ください。
とはいえ、ゲームと映画では主人公ティムの容姿は違うし設定も若干違いますし、「原作通り」ではなく「原作の設定を借りて作成されたハリウッド映画」という解釈のほうが適しています。
この「ゲームと映画との違い」に関しては私自身思うところがあるので口述します。まずは全体の話からまとめます
良くも悪くもハリウッド映画としてのポケモン
今作の魅力は「ハイクオリティでリアルなポケモンのCG」と「ポケモンと暮らす世界観」であると思っています。
(おそらく)生物学的に正しい骨格や質感で作られたポケモンのモデルがまずすごい。ベロリンガの舌やゲンガーのお化け感、動物系ポケモンの毛並等、1匹1匹本当にちゃんとしていました。
また、ゲームでもそうですが「ポケモンが存在する世界で、人と共存する場合どんな風になるの?」という 疑問に対する答えがふんだんに詰め込まれていると思います。
そしてこの映画、「本当にたくさんのポケモンが登場する」ので、一度見ただけではすべての登場ポケモンを把握しきれていないと思います。ぜひ劇場で確かめてみてください。
ただ、ストーリーとしては米国映画にありがちな「勧善懲悪」で、よく言えば王道、悪く言えば少し深みのないものでした。とはいえ、ポケモンというエッセンスが入ることで面白みが増していることは確かです。こればかりは好みの問題かと思いました。個人的にはラスボスであるハワード・クリフォード氏の目的意識に共感できるものがあればよかったなと感じています。
ゲームよりスッキリした「父の行方としゃべるピカチュウの謎」
「原作」であるゲーム版をプレイした方ならわかると思いますが、ゲーム版の本筋は映画と同じ「父の行方を探る」「父の行方はミュウツーが握っている」「ピカチュウと共に事件を解決する」といった内容になります。もちろん、ゲームはサブストーリーも充実しているので、より世界観を楽しめるとは思いますが。
しかししかし、ゲーム版では「ピカチュウがしゃべる理由がわかっていない」どころか「父の行方も分かっていない」のです。
最初、ゲーム版をプレイした時はもやもやしましたが「リドルストーリーにしたかったなら仕方ないかな?」位に思ってたんです。でも、映画でそのすべてがわかっちゃったので、この仮説が成り立たなくなってしまいました。
このことをポジティブにとらえるなら
「ゲーム開発時点で映画化が決まっていたため、話のまとめは映画公開まで伏せたかった」
ということですかね。というかそうでなきゃ困る
そういった話のあれこれはともかく、「ミュウツーが父の魂(?)をピカチュウに移すことで彼らを助けようとした。だから息子であるティムだけはピカチュウの話すことが理解できた」という話の筋はすごく好きです。
ここに注目!個人的ベストシーン
個人的に気に入ったシーンを箇条書きでまとめます。きっと忘れてしまっていることも多いと思うので本当に頭に残っているところだけ
- カラカラをゲットしようとするときのボールの演出
- ピカチュウの挙動全般(動きが全部可愛い!本物のネズミに近く、脂肪感があってたまらない!!!)
- ゲンガーのガス感
- ゲッコウガやベロリンガの舌感
- フシギダネのカエル感
- しわくちゃピカチュウ(映画館で全体がフフッて笑う雰囲気に包まれたので、広告効果が高かったことがうかがえる)
- パレードのときのポケモンのバルーン(ただただ可愛い)
- ピカチュウが技を出すところ全般
- ロジャーに成りすましていたメタモンの変身とバトル
- エンディングの日本語で描かれたポケモンらとBGM
こうしてみると自分はポケモンにばかり目がいっていることがわかりますね
まとめ
話の筋はゲームでやっていたことに近いのでそこまで驚きがあったとは言えませんが、スッキリ楽しめたと思います。ポケモンが好きな方は観る価値アリです!
P.S
隣に座っていたのが外国人カップルでした。もしかしたら日本の先行公開に合わせて来日したのかも!? と考えるとポケモン効果ってすごいなぁと浅はかながら思いました。このコンテンツずっと続けば良いなぁ~
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