【ネタバレあり】ドラえもん のび太の月面探査機感想

~この先ネタバレがありますので、まだ映画を見てない人は絶対見ないでください~

2019年3月1日(金)公開の映画「ドラえもん のび太の月面探査機」を公開初日に見てきました。会社は早引けしました。

自分が思ったことをつらつらと書いていきます。ネタバレもすごいし文章も支離滅裂な感じですが、感情だけで書いてるのであしからず。異論...もとい異説は認める

真偽の程は定かではないけど、毎回ドラえもん映画の挑戦がすごいよね。
南極カチコチの演出とか、宝島の主題歌のタイトルが「ドラえもん」、かつ同じ歌手に挿入歌まで担当してもらうとか、今回は小説家の方に脚本をお願いするとかね。

「子供向け」に作るだけなら廃れる。しかし「映画ドラえもん」では子供騙しを一切せずにちゃんと説明する上、新しい挑戦もする。そこがドラえもんというコンテンツの最近の良さだと思ってる。これは声優が変わる前にはなかった取り組みだよね。というか、変わってからもう十数年経つのにいまだに新しいことをどんどんやっていくの、素直にすごいと思う

内容について少し掘り下げる
細かいことは他の人の記事を見てほしい
良くも悪くも小説の文法が多少なりともあるなと感じた。戦うべき相手が人工知能←元々人間が作ったもの。人の中の悪のメタファーみたいなとらえ方とか。映画ではハショられてるけど、月を破壊したのも人間の意思ではなく「人間が作り出した人工知能が勝手にやったこと」てのもそれっぽい。

「想像力が出会いにつながった」という発言とかね。
自分としてはすごく好き。「考えさせられる」話は大人には楽しいよね
小説家ということもあって、語彙がすごい。一方で子供に理解できないのでは?という部分もあったけど、そこは子供たちがどう感じたのか知りたいところですね

あと、比較的のび太が大人だった。パンツ脱げたけど。
バッテリー自分で直せるのとか、最後の最後、別れ際にキザなセリフを言うのとか
こういう言い方はよくないかもしれないけど、のぶ代時代のドラえもんっぽい感じがあって良かった。パンツ脱げたけど

「ルカたちエスパルの存在はカグヤ星では異説だったので、人間になることができた」
という、「異説」に対しての話の落とし所があるのも良かった。そして、毎回ドラえもん映画で言われている「また来るからねは二度とない」が理由づけされてるのも、辻村さんがドラえもんを本当に好きで見ていて疑問に思ったことを解消しようとした結果なのかもしれない。

あと、一度地球に戻ってからもう一度決心して月の世界に助けに行く様なんて夢幻三剣士や魔界大冒険のオマージュというか、あの間があるからこそ、のび太たちの「友達を思う気持ち」が引き立っているんだと思う。あぁカタルシス
「前髪が整わなくってさ」じゃねぇんだスネ夫バカ野郎大好きだ
この点はパンフで八鍬さんが詳しく話してたのでそちらを参照されたい

あと、見返すと本当にテーマとなる話題が多い
戦争、不老不死、異説、友情、親子愛、先祖愛...
掘り下げようとしたらどこへでもどこまでも進みそうだけど、今回は「友情」と「想像力」にフォーカスされてドラえもんらしくなったね

ところどころ藤子先生がやりそうと(勝手に自分が)思うところがあって、脚本家がどれだけドラえもんを好きかが伝わってきた。これもパンフレットに詳細が書いてあるので買って読んでくれ

P.S
小説での別れの前のかけっこのシーン、映画で見たかったな

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