阿部修英 Nobuhide ABE

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最近の記事

一衣帯水、親と子

このnote、本来はまもなくその幕を閉じる破門フェデリコについて、ひたすらの感謝を述べつつ、宿題を果たさねば!と、書き進めていた。 (なおこの文、いずれにせよネタバレしまくりなので、観劇後に読まれる事を推奨いたします) =================================================================================================================================

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    • 鷹の舞の秘密

      ※この文は、演劇「破門フェデリコ」についての下記アンケートに基づき、記しているものです https://x.com/noanswerbutq/status/1830964630845637088 なので、「前情報ゼロで観たい方」(ちなみに僕は映画の場合はそうです。予告すらも観たくない)は、ご観劇前には読まないことをオススメします。noteはいつも、零細化を極め、去る人ばかりのテレビ業界へのせめてもの「抵抗」として有料で書いておりまして、これもそうしますが、大事なところは無

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      • 折り返して、その先へ

         分厚い小説を読む時、半ばを超える時に憶える特別な気持ちがある。物語がまだ盛り上がりを迎えていなければ、ここからどう盛り上げてくれるのかと期待が募り、逆にかなり盛り上がっていれば、この先どんなことがまだ待っているのかとますます期待が募る。それは、電子書籍では得られない楽しみだ。つまらない映画を見ている時に、スクリーンがすこし明るくなった瞬間にチラリと時計を見てまだ半分を超えていないと思うとガッカリするし、テストを受けている時は表裏や左右で半分の解答用紙を、半分以内の時間で解き

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        • 天道是か非か、それとも

          (このnoteは、幕張から自宅への帰り道に書いている。あいも変わらずスマートフォンで打っているので、改行や変換が変なところはご寛恕頂きたい) 2024年5月24日。幕張にいた。今日は午後は仕事を入れないでくれ、とさんざんお願いしたのに、どうしてもとなった仕事。しかも「え?」「ハ?」と思うような予想外のことが立て続けに起きて、ドタバタになる。この仕事は本当にプライベートをすぐ潰してくるが、今日だけは、潰されるわけにはいかない。都内にいた場所から幕張に向けて最短ルートを検索。電

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          みて、とどける人。

          見届ける。 この言葉に昔、不思議さを感じた。 見ると、届ける。それが合わさるとはどういうことだろう。 そんなテーマで、小5のときに作文も書いたことがある。 言葉についての作文だったけれど、担任の先生にもっとことわざとか四字熟語とかを選びなさいと言われたのが、今につながる反骨の心の芽生えだと記憶している。前の席の男子が「一石二鳥」と同じ意味のことわざはこのぐらいたくさんあります、と調べ上げて褒められていた。今ならAIが0.001秒で諸外国語まで調べてくれるものだ。 さて

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          みて、とどける人。

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          unforgettable year 2023  

          最初に記します。これは、あまりに多くのことがあった2023年の大晦日、 2023年の総括として書いている、長い長いnoteです。 普段の、分析や、裏話とはかなり違うため、 あえてお読み頂く「必要」は、ないかと思います。 ただもし、作り手としての僕を見続けてくださる方がいらっしゃるなら、 お読みいただければ、と思います。 では、始めます。 =================================ー 心を亡くすと書いて、「忘」。 心を亡くすと書いて、「忙」。 202

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          unforgettable year 2023  

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          妄想と、想像と、嘘と。

          年末である。師走と書く。師ではないけれど、ぼくも異常にいそがしい。今年の11月に、あることをきっかけに「いそがしいことを言い訳にしない」、と決めたから、必死で手を動かしている。noteを書いている時間があるのなら仕事をしなければならないのだぞ・・・と思いつつ、しかし、ある投稿を見て、ぼくは筆を取らざるを得ない思いに立たされた。 この人は、よほどのことがなければ、こんな言葉は吐かない。 記者会見ではどんな質問にもまっすぐ向き合い、記者との対話から自身の深部を抉り出して語って

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          妄想と、想像と、嘘と。

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          いま、僕はとても怒っている。あるニュースに触れて。 この思いをどうしようと思って、ここに筆を執った。 大嫌いな言葉がある。 「有名税」というやつだ。 有名にしてやったのだから、ちょっとぐらいの騒ぎは我慢しろ。 有名になったのだから、無名の人の興味関心には応えろ。 タチの悪いひとになると、「知る権利」を振りかざす輩もいる。 だが、誰が誰と結婚したとか、被害者の誰がどんな被害を受けたのかとか、そういうことを暴くことの何が「権利」なのか。それは単なる悪趣味でしかない。 スターは

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          リアリティとライフ

          (これはRE_PRAYについての「続き」のnoteです。よろしければ前半をお読みになった上でお読みください) 2023年11月4日、さいたまスーパーアリーナで僕は「RE_PRAY」を見た。このタイトルを聞いた時、こう呟いた。 ゲームがテーマだからPLAYと思いきや、PRAY=祈る。 一体この「祈る」というテーマはどのように表現されるのだろう。 そんな期待も抱いて向かった今日(このnoteは見た当日、興奮冷めやらぬままに電車の中で書き続けている)。いま抱く思いは、「これはP

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          リアリティとライフ

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          ライフとリアリティ

          このnoteはさいたまスーパーアリーナで、世界初のものの世界初演を見終えた興奮のまま書いている。興奮のまま、と書いたが本当に興奮している。その興奮は2種類ある。 ひとつは肉体的興奮だ。今回は東京ドームの時と違って1度きりのものではないため、ネタバレを避けつつ興奮を抑えずに書くと、あなたが人生かけて通い詰めたレストランに行った時にだけ経験できる「アレ」がやってくる。最後の最後に、サービスです、サービスです、とこれでもか、これでもか、と美味しくてたまらないデザートがやってくるのだ

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          ライフとリアリティ

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          再祈

          (これは、9/1帰りの電車の中でスマホで打った、  376字の「コメント」の解題です。  376字に込められたあまりの熱量に呼応して、書きます。  のっけから、有料で恐縮です)

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          Receiving GIFT 收到GIFT

          Have you ever stared at the grass in the field? If so, when? As you grow taller, the grass becomes something to step on instead of something to wade through, and eventually, as you get older, you don't go to the grass itself. Yes, it is lim

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          サン=テグジュペリは言った

          冠婚葬祭、と一口に言う。 人が人生のなかで迎える、特別な時としての4つ。 冠=元服。成人の儀。 婚=結婚。 葬=葬儀。 祭=祖先を祭ること。 この中で、成人の儀と祖先祭祀は現代になってすっかり形骸化した。 (就職面接と遺産相続という生々しいものがその代わりになって久しい) 残ったのは結婚と葬儀。 ただ葬儀は、自分の葬儀を見ることはできない。 いま、人生を生きている中で、自分が目にすることのできる大きな節目は、 結婚だけだ。 でも現代、結婚しない人も多い。 50歳時の未婚率は

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          サン=テグジュペリは言った

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          ALL IN or...(GIFTの15分によせて)

          テクノロジーが進歩し、帯域がはるかはるか広がって、通信の距離も密度も上がっていることで、誰もが世界中のコンテンツに触れられるようになった。かつては、自分が住む島のなかで取れる果実と、世界中の島に果実を届けることができる”大砲”を持つ国からの果実しか見られなかった。けれどいまは、どの島からも、世界に向けて果実を届けることはできるようになった。どの島からも、世界中でつくられた果実を味わうことができるようになった。もう、ハリウッドコンテンツだけに縛られる時代ではないのは、アニメ界の

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          ALL IN or...(GIFTの15分によせて)

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          GIFT is...から...is GIFTへ

          ルナ・レインボウ。 ムーンボウとも言う。「月の虹」。 この月の虹は、目で見ると、白い1本の細い線となる。 白い線はとても神秘的で、たとえばハワイの人々はそれを神がもたらすものとし、祈りを捧げたり、願い事を告げたりする。その白は、儚くて、でもその儚さが尊くて。生で見届ける時にしか見られないものだ。 以前、コスタリカの山岳ガイドから聞いた話だけど、満月の時、雲海の上に月の虹が出る、その風景を、現地の人は「天の頂がひっくり返って地上に現れた」と思うそうだ。 儚くて尊いものは、人

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          一人になんてさせやしない

          「渇いた」と「乾いた」は同じ読みだけれど、ちがう。 水を出し切って渇くのと、日照られて乾くのと。 前者はやり切った感と、だからこその次への「渇望」があるのに対し、 後者はつらくて、こころがあせる。(乾燥の「燥」は落ち着かない、と言う意味だ) 6月は梅雨時だけれど、ぼくは「渇き」と「乾き」の両方を抱えていた。 今年から来年にかけては、確実にぼくの人生が変わる、はずの年になる。 それは、いつかは告知したい、大きな仕事「2つ」があるからなのだけど、 その2つが6月、「渇き」と「乾

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          一人になんてさせやしない

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