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お金持ちは「節約」でなく「倹約」を徹底している

こんにちは、ラン丸(@sign45917948)です。

実は、お金持ちの多くが「倹約」を心掛けています。

お金持ちの生活が意外にも質素であることは、今では広く知られるようになってきました。

それでも、「節約」と「倹約」との違いはあまり知られていません。

今回は、お金持ちが資産を増やす心得について解説していきます。

1)「倹約」と「節約」の違い

お金持ちの多くが倹約家であることは、今や定説になりつつあります。

広辞苑によれば、

「倹約」とは、費用を切り詰めて無駄遣いしないこと。
「節約」とは、無駄を省いて切り詰めること。

「倹約」と「節約」との違いは、フォーカスする目的の違いかも知れません。

「倹約」は、不要な出費を抑えることに主眼を置くのに対し、「節約」は、切り詰めることそれ自体に主眼を置くようなイメージでしょうか。

「節約」の場合、光熱費・食費・交際費など心地良く生活するための必要経費すらも無理して削るような印象があります。

このため、「節約」には大きなストレスが伴い、長く続けることは厳しい、というイメージがぬぐい切れません。

一方、「倹約」であれば、無意味なこと、不要なことにお金を投じないことですので、必要経費や、有意義な出費まで削って出し惜しみする必要はありません。

倹約は、お金を使う対象を吟味して、メリハリを付けて出費を行うことが重要になってきます。

2)お金持ちが「倹約」を心掛ける3つの理由

お金持ちには倹約を心掛ける方が多いのはなぜでしょうか。

例えば、世界三大投資家のウォーレン・バフェット氏(米国)は、AMEXグリーンカードの一般カードホルダーであり、SUBARUを愛車にしているそうです。

意外に感じる方が多いと思いますが、本物のお金持ちにはこの手の倹約家が珍しくありません。

①投資元本を継続的に増やせる

倹約に努め、毎月・毎年、余剰金がある状態にしておくことは、投資元本を継続的に増やせることを意味します。

投資の成果=元本×利回り×投資期間

となります。

これが何十年間も続けば、年収差よりも遙かに大きな投資成果の差を生みます。

②物質的な豊かさはすぐに飽きる

物質的な満足感は飽きが早く、欲求に任せて買い物を繰り返しても、満たされるのは一時的なものです。

高級外車も、高級腕時計も手に入れれば、即それがあって当たり前の環境になります。

中長期にわたり心を満たすことは不可能です。

成功して数年間は派手な生活を送っても、多くのお金持ちが物質的な豊かさの限界を理解し、浪費を止めてしまうようです。

③お金持ちであることを自らアピールする必要がない

成功してお金持ちである自身を周囲に認知してもらいたいがために、必ずしも必要でない高級外車や高級腕時計などの購入に走る人は一定数います。

本物のお金持ちは経済力に自信がありますので、自らの経済力を殊更に誇示する必要を感じません。

むしろ、倹約をしている方が多いです。

3)お金持ちがする「倹約」の5つのコツ

お金持ちの倹約について、米国1万人の富裕層の調査をベースに出版された「となりの億万長者-成功を生む7つの法則」(トマス・J・スタンリー、ウィリアム・D・ダンコ共著、早川書房)があります。

実際のお金持ちが、どのような消費行動をとっているのか、どのように倹約・蓄財してきたのかなど、具体的数値や実例に基づいて分析されている著書です。

こちらを参考に、お金持ちを目指すための倹約のコツをみていきます。

❶「欲しいもの」より「必要なもの」にお金をかける

「なぜ買いたいのか?」
「これは、投資・消費・浪費のいずれなのか?」

都度自問して、納得したものには必要十分なお金をかけましょう。

❷流行に左右されない上質なものを購入する

商品価格の内、ブランドにかかる費用は過大な利益のベースになっていることを知りましょう。

ブランド名に関係なく、流行に左右されない上質なものであれば、長く大切に使うことが可能です。

❸日々の小さな浪費に敏感になる

日々の小さな出費には、誰しも無頓着になりがちです。

1日100円の無駄な出費があれば、1年では3万6500円、10年では36万5000円の浪費となります。

まずは、浪費を減らし、生活コストを下げ、その余剰金を投資に回すことを考えましょう。

❹居住空間は清潔かつシンプルな環境を維持する

部屋にモノが多く、乱雑になっている方は、不必要なモノを衝動買いする傾向があるようです。

衝動買いによる浪費を避けるためにも、部屋は常に清潔かつシンプルに保ちましょう。

モノが少ないと、モノを探す時間が減らせるので、無駄な時間削減だけでなくストレス対策にもなります。

❺クレジットカードは年会費無料の一般カードを保有する

ブラックカード、プラチナカード、ゴールドカードなどを保有しても、高額の会費負担に見合うサービスを活用できていない方が多いです。

見栄のためのコスト負担であれば、それは浪費です。

まとめ

お金持ちは特別な倹約ノウハウを駆使している訳ではないことが、少しでもご理解いただけたら幸いです。

合理的な思考をした上で、日々お金を払う対象を決定するという、堅実な行動様式をとっているからにほかならないのです。

また、自分から情報を取りに行く姿勢、行動力も大切です。

『浪費を減らし、倹約する』

シンプルですが、実践していくと、生活にメリハリがつくのでオススメです。

今回は、以上です。
お読みいただきありがとうございました。

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