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ドリコムのweb3への取り組み

ドリコムのweb3への取り組みに関して

先日公開された事業計画及び成長可能性に関する事項のP39に記載されているのが今のドリコムのweb3に関する主な5つの取り組み領域です

①ブロックチェーンゲーム(FT+NFT)
②NFT×ゲーム
③NFT
④Web3領域のビジネス⽀援
⑤Web3領域への純投資

頭の中の整理をしやすいようにアプリケーションレイヤーにおいては
web3をFT(いわゆる仮想通貨)またはNFT、またはその両方を新規発行するサービス
web2.5を法定通貨⇄FT or NFT、FT⇄NFT、FT⇄FTの交換するサービス
と位置付けています
(世間の定義とは違うと思います)
binanceのように交換業をやりながら、FTを発行するという3も2.5もやっている会社もあります

ドリコムとしてはレイヤー1、2は基本やらないと決めています
今から参入しても勝ち目が薄いためです
またユーザー視点だとそんなにたくさんレイヤー1のチェーンが必要ないと思っているからもあります
同時に2.5も今から参入しても勝ち目がないので、基本やらないと決めていますが
STEPNのようにブロックチェーンゲームの中にFT⇄NFTの交換やDEXの機能を持つといった垂直統合はあり、その場合は"やる"になるのであくまで基本です

ドリコムとしては
①ブロックチェーンゲーム(FT+NFT)
②NFT×ゲーム
③NFT
が特に重要な領域として位置付けていて、複数のプロジェクトが走っています

この①と②ですが、社内外で説明するときによく話してるのは
従来のゲームはゲーム内に”ゲーム内通貨"と”ゲーム内アイテム”があり、ユーザーの皆さんは課金をしたり、ゲーム内での行動によってこの2つを手に入れながらゲームを遊んでいます
この従来の”ゲーム内通貨"と”ゲーム内アイテム”はそのゲーム内だけでしか使えないものとなっていて”外”に持ち出すことができません

僕が積極的にweb3の取り組みをしてるポイントの一つとして
①ブロックチェーンゲーム(FT+NFT)
②NFT×ゲーム
はこの”ゲーム内通貨"と”ゲーム内アイテム”を"外”に持ち出せて、法定通貨なりFTと交換できるようにすることがゲームの未来だと思っているからです

リアルな世界にはほとんどのものに二次流通市場があって、それによって一次流通での売買がしやすい状況があると思いますが、デジタルな世界はこれまで二次流通が基本存在しませんでした
理由としては
1.デジタルのコンテンツを所有を移転するという仕組みがうまくできない、またはとてもめんどうくさい
2.二次流通が活性化しても一次流通でコンテンツを販売している人、会社にとってうまみがない
3.デジタルのコンテンツは使い続けても価値が減らない(耐久性の視点で)

の3つであり、今回、FTとNFTを使うことで(3はその派生で)解決できそうなため、そこにゲームの未来があると思っています
さらにはゲーム以外のあらゆるデジタルコンテンツにも二次流通市場が成りたつようになることによって、インターネットビジネスの登場、スマートフォンの登場と同規模かそれ以上のインパクトがある新しい時代を迎えると思っています

またユーザー視点でもゲームを遊ぶのに費やしたお金で手に入ったゲーム内通貨やゲーム内アイテムが二次流通市場で売買できるのは経済的な視点でも+はあると思うし、さらには二次流通市場があることで新しい遊びを提供できるとも思っています

ここでいう"経済的な視点での+"というのはPlay to Earn的な視点で投資したお金を回収してさらに+で利益が出るということではなく、1000円を使って遊んで、遊ばなくなった時に500円で売れるでもよいよね、という意味です

①ブロックチェーンゲーム(FT+NFT)
だけでなくFTを発行しない
②NFT×ゲーム
もやるのはFTの発行を上場企業であるドリコムが直接行うことは現状できないためと、①はトークンのエコノミクスをゲーム内に作るためゲーム設計が1段、2段高度になり、2つの視点で難易度が高く、開発できる本数が限られるため、②も取り組んでいます
また従来のFree to Playだとビジネスモデルの視点で相性がそこまで良くなかったユーザースキル依存が高いゲーム設計もアバター的なNFTを取り入れることでビジネスモデルの設計の自由度が広がると思っています

③NFT
はゲーム、出版、映像といった事業と連動した形で新規でIPを作っていく取り組みや、パスポート的な役割のNFTなど広い視点でNFTの可能性を捉えており、いろいろ取り組んでいきます

自分がいろいろNFTを所有してみて、他のNFTホルダーとのコミュニケーションしてみて感じるポイントは所有することによりNFT(ここではIPに近い視点で)に対してのロイヤリティがとても高くなるところです
これはいい面だけでもなく、ロイヤリティが高いからこそ、期待に反したときの反動も大きくなるリスクはあります
ただ、従来のメディアを通して見ることでの接触やグッズなどの購入と比較して、それをtwitterなどのSNSのプロフィールに設定することや、他の所有者が見えるかされることも相まって一段も二段も高いロイヤリティを産む可能性があります
そういった意味でIP開発というのはとても時間のかかるものですが、NFTを介すことでその時間が短縮される可能性もあり、チャレンジしがいがあると思っています

④Web3領域のビジネス⽀援
⑤Web3領域への純投資
はまたおいおい


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