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一般VCT観戦オタクが海外のChallengersを見ている理由

halo_874

人に何かを勧めることが多いものの、勧め方が下手くそなオタクです。
それでもどうしても見てほしいので布教記事を書くことにしました。

VCT、見てますか？　VCJとPacificリーグ以外も見てますか？
私は見てます。AMERICASはNRGと100TとLEVを(KRUもMelserが好きで応援してはいる)、EMEAはTLを応援しています。残念ながらKRUは全敗、100Tもあと一歩届かずにプレイオフへ進出することは出来ませんでした……(MIBR戦のパールのcryoのACEはめちゃくちゃ最高だったのでそこだけでも見てください)

さて、海外チームを好きになるきっかけというと大体特定の選手が好きになってそこから、というのが割とメタかなと思うんですが私も例に漏れずこのパターンでした。例外はPRXとOpTicぐらい。でも結局mindfreakとcrashiesを第一に見てるのであまり変わらないかもしれない。

そして1人、インターナショナルリーグに参加していない好きな選手がいまして。彼を見るには各リージョンごとのChallengersを見ないといけないんですよね。そう、VALORANT Challengers Malaysia/Singaporeを。

LOCK INでジャイアントキリングを起こし、あのアジア最強と言われるDRXと激闘を繰り広げたTALONをご存じでしょうか。最近だとスプリット3デュエの印象の方が強いか。一昨年にはEnvy、去年はOpTicを打ち倒した戦績を持つX10/XIAメンバーがリーグ形式への変化にあたり移籍したチームです。
新人2人が強くて話題になっていましたが、個人的にTALONの注目ポイントはCrwsです。foxzに代わってIGLを担い、今シーズンからメインコントローラーとなりながらも大活躍。

ここで気になりませんか？　Crwsの前任のコントローラーって誰なんだ、と。その答えこそが私がMY/SGを見ている理由です。やっぱりAPACって魔境なんですよね、mindfreak以外にもsScaryっていうバケモンコントローラーがいるので。

つい最近アセンションがタイ・バンコクで開催されることが発表されましたが、sScaryはそのタイ出身の選手です。TALON、XIA、X10のVALORANT部門もリージョンはタイ(2023年のX10はMY/SG)。
この発表が来た時、まだMY/SGのChallengersが終わってないのに「開催地バフだ！」となってました。気が早い。なんならタイのチームもいるのでそれを言ったらタイのチームが最強になってしまう。
あと個人的にタイドラマに昨年末からどハマりしているので、そういう意味でも激アツ展開でした。行けたら行ってた(一般大学生)。ついでにタイ俳優の推しを拝みたかった(強欲)！！！！！

それはさておき、sScaryを応援し始めた理由ですが……ぶっちゃけ覚えてません。多分2022年のMasters2のXIAvsFPXのヘイヴンでガレージでアストラのスモークを使って身を隠してエコラウンド取った時の印象があるので、それかな〜と思っています。曖昧。

adeさん「し、知ってるし？」

好きなところはざっくりまとめると前述したような独特なスキルの使い方、立ち回り、そして何よりクラッチ率が高いところ。クラッチシーンから好きになったわけじゃないのにmindfreakもcrashiesも好きになってからクラッチシーン量産してるんですよね。mindfreakはcluth masterと言われ、crashiesはくらっちーず(よく分からないけど)と言われ。

sScaryに関してはvlr gg等に掲載されているMY/SGのsplit1スタッツを見てもらうとバケモンなのが分かりやすいと思います(OQにBLDは出ていないのでOQの部分をNONEにするのを忘れずに)。コントローラーなんだよな？って5万回は言った。split2はそこまで上位には居ないんですが、普通に強いです。チームにバケモンが増えてしまって大人しく見えてるだけです。

君ほんとにどうなってんの？


じゃあなんでこんなにバケモンなのにリーグに居ないの？って話なんですが、リーグチームからは勿論誘われていました。行かなかっただけで。だって2022年は年間を通してAPAC1位はPRX、2位はXIAだったんですよ。去年は特に強いコントローラーが目立ったのもあって、sScaryも引く手数多。
それでもChallengersから、しかもタイではなく別の地域を選んだ理由はBLEEDの待遇です。もっとシンプルに言えばお金。これに関しては本人がインタビューに答えたものをタイ語→英語→日本語へと翻訳された記事があるので読んでみてください。

タイ語少しは分かるけど読むのはからっきし

これを読んでますますsScaryが好きになりました。自分の人生を長い目で見て決断しているのは本当に凄いことだと思います。そして家族想い。

あとこの記事に好きなポイントがありまして。リーグで戦える実力はあると思っているし、将来リーグで戦う事が出来ると思ってるっていう自信があるところなんですよね。メンタルゲーと言われる中、自信家であるということは間違いなくひとつの武器になると思っています。staxのノーリスペクトモードもいい例かな？PRXも自分たちのフィジカルへの自信故に突っ込めている……のかもしれない。

そんでもって、海外選手を知るに当たりおすすめなVCT公式コンテンツことOn The SpotのsScary回を見てもらいたくて……

出オチ

いや、もう、何？最高？ってなりました。自分のことを最強って言える自信家っぷり……これで実際強いんだよな！！好〜！とオタクは見る度に呻いています。スプリットの角待ちジャッジ並に気持ち悪いですね。自信を3単語で表すなら、の回答も好きです。ぜひ見て確認してください。最後のダンスもかわいい。


そんなわけで(？)ゲーム内外問わずsScaryのオタクになり、BLEEDを応援し始めました。去年の終わりの方はオフシーズンで、日本でもあったように大会が何個か開催されていました。APACは結構多めだったかな？という印象。おかげでメンバーを覚えられました！sp1前にロースター変わったけど！


以下、ざっくりメンバー紹介！

sScary
完璧で究極のコントローラー。散々語ったので特筆することがない。せっかくだしsScaryの世界大会で有名なシーンでも貼っておきます。

sScary + ヴァイパー + ガーディアン = 最強


crazyguy
我らがIGL。sScaryとセットで「sScaryguy」と呼ばれており、この2人が残ると人数不利という概念が消える。あとこの2人だけシンガポールの人じゃないという共通点もある(sScaryはタイ、crazyguyはベトナム)。IGLとコントローラーが並んでフラグトップになりがちなのが割と良くある光景なのおかしくない？フラグトップIGLと言えばcrazyguy、覚えて帰ってください。


Juicy
スーパーフレッシュ若手デュエリスト。ジェットのクナイが上手い。割と安定型の印象があるものの、稀によく爆発力を披露している。The APACデュエリストといったところ。オフシーズンのオフライン大会でもパフォーマンスが落ちていなかったので、将来有望。というか既に強いので現在有望。

Deryeon
去年チェンバーでブイブイ言わせてたらナーフで義務ピックばかりになってしまった不憫なセンチネル。スプリットではアストラをやる羽目になっており、義務ピックの時に限って不憫キルが多い。つよくいきて。ジェットを使えるときは心なしかいきいきとしており、パフォーマンスも高め。オペが上手く、調子が良いと無限スナイパー編が始まる。


nephh
split2からロースター入りしてチームを救いまくっている神サポート。スキルのアシストやカバーが手厚いのはもちろん、個人としての破壊力がとても高い。今のBLEEDが強いのはnephhのおかげ。


MYSG Split1優勝、Split2はMain stage無敗(7-0)&全試合ストレート(14-0)という驚異的な記録を持つBLEEDですが、1番の強みはパール。Split1&2含め、負けたことがありません。そんなBLEEDの構成がこちら！

？

義務から解き放たれたDeryeon、レイナでさらに化け物と化すJuicy、Split1時のメンバーJayHから変わらず何故かパールでキルジョイをするとキャリーを見せるnephh、そしていつも最後まで残っているので無限遅延編で相手を泣かすsScary&crazyguy。ずっとこの構成なので追い詰められる試合も少なくないんですが、最後には勝ってしまうのが恐ろしいところ。

逆に苦手そうなのはアセントかなと個人的に思っているんですが、そのアセントは何故かいつも逆転勝利しています。なんてこった。


長々とあれこれ語りましたが要はsScaryとBLEEDはいいぞっていうだけです。リーグチーム以外にも良いチームは沢山あるので、よければ各地域予選で戦っている海外チームにも興味を持ってもらえると嬉しいです。

直近で話題になったのはインドネシアのDominatusというチームのray4cという選手が、ショットガンだけでインドネシア予選決勝まで辿り着いたっていう話ですね。nethさん最終形態かな？


きっかけがなんであれ、日本以外のリージョンの試合を見ると独自のメタとか見たことのない構成とか、とんでもないバケモンプレイヤーを発見することもできて新たな楽しみができるかもしれません。ただし、Pacific/VCJ全試合+AMERICAS/EMEA一部チームの試合をリアタイしつつ、地域予選でBLEEDを見ていたら大会スケジュールに忙殺されたので、用法用量を守って楽しい観戦ライフを送りましょう。




以下おまけ

XERXIA時代のドキュメンタリー。映画館で流すやつじゃんレベルなのでお時間ある時にぜひ。


BLEEDの仲の良さが伝わるとてもいい動画です。


split1メンバーJayHとsScaryでのミニゲーム動画。
BLEEDを倒したチームの質問をsScaryが答えてるのは地味に熱い(XERXIA時代BLEEDを破壊したクリップが加入動画に使われていた)。


アセンション出場チーム紹介動画があがったので是非見てください。8割sScaryの話してます。しかもMakoと戦うならどうする？とか話してます。まだ優勝してないしそもそも始まっていないのに。キャスターによるGFカード予想でBLD vs XIAっていうのが上がってたんですけど、それになると多分私は屍と化します。

追記

MYSG全勝で優勝しました！！！！！！！！！！！！！！Split2で1マップしか落としてない！！！！パール全勝記録継続！！！！怖！！！！

2マップ目から勢いが止まらなさすぎてもう笑うしかなかった。2マップ目ロータス最終ラウンド、是非見てください。X10も成長曲線ｷﾞｭｲﾝ!って感じだったんですが、ちょっとBLEEDが強すぎた。3-0ストレート、しかも最後Deryeonチェンバー復活からの13-2。なんなんだこのチーム。

全員全マップピック変わってたらしい

タイではGS負け無しだったMiTHが敗れていたので不安だったんですけど杞憂だった。

ちなみにMiTHを倒し、FSも破ってタイ代表になったのはXIAでした。LF→GFと連戦にも関わらずパフォーマンスが落ちなかったのは凄い。去年XIAを応援していた身でもあるのでロースターは違えど嬉しいです。sScaryがツイートしてるのを見て膝から崩れ落ちたのはここだけの話。

というわけでアセンションに各地域で応援していたBLD、SZ、DKが揃ってしまいオタクはとても困っています。ただやっぱりsScary vs TLNで戦友対決が見たいのでアセンションはBLD全力応援botになろうと思います。

普段は日本戦しか見てない方も、時間があればBLD含め他のチームの試合を覗くだけでもしてくださるとAPACオタク冥利に尽きます。

全体の視聴者数を合わせても日本の視聴者数には程遠くはありますが、これを機に少しでも興味を持ってくれる人が増えて各地域Challengersがより賑わったらいいなと思います。地域によっては独自のコンテンツを提供してくれているので、それも合わせて是非。


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