家の鍵の選択に……

手間取っているうちに意識が飛んだのは、例の活動限界が訪れたからだ。所有している鍵は全部で6本。十徳ナイフのように束ねられている。家に入るのに使う鍵はそのうちの2本。気力を振り絞って選んだ鍵が合わない。気が付くと玄関前で立ち寝。何度繰り返したかは覚えていない。
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