[29] ギンカとリューナ
このマンガは好きだったので残念だった。打ち切りマンガの単行本を初めて応援買いした。
良くなかったと思うのは脇役キャラに魅力がなかったことか。主人公二人はともかく。第二話、第三話くらいから波に乗れなかった理由はそれだと思う。
子供時代・修業パートが第一話のたった半分で終わるなど、展開の異様な速さは『呪術廻戦』を思い起こさせた。この辺は編集のノウハウを感じる。最近ヒットしたマンガの法則をちゃんと学習して活かしてる。素晴らしいことだ。終盤に現れた作品のテーマは良かった。ラスボスも割と魅力的だった。特に25話の前向きな中に乾いた悲しみがあるあの独特の感じがとても良かった。
ブラクロの田畠裕基先生も前作『HUNGRY JOKER』が打ち切り、ヒロアカの堀越耕平先生も『戦星のバルジ』が凡百の打ち切りマンガに終わってる。どちらも人間関係を描くことに強烈にテコ入れして復活してるのでポイントはここなのかなという気がする。
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