[123]アクタージュ

 割と話題になっていた事だが、原作のマツキタツヤが逮捕されたので打ち切りになってしまった。とても残念だ。正式発表も出てるしもう確定だ。

去る8月8日、『アクタージュ act-age』の原作担当であるマツキタツヤ氏が逮捕されました。編集部ではこの事態を非常に重く受けとめて、事実確認のうえ、作画担当の宇佐崎しろ先生と話し合いを持ちました。その結果、『アクタージュ act-age』の連載をこのまま継続することはできないと判断いたしました。8月11日(火)発売の「週刊少年ジャンプ36・37合併号」の掲載をもって、連載終了といたします。

 アクタージュは俳優(女優か)が主人公という今までの少年ジャンプにはなかった異色のマンガだった。僕が特に面白いと思っていたのはフィクションの中でフィクションをやるという、言うなればネストフィクション構造になっているところだった。人間の認知能力というのは意外と雑にできているので物語の中に物語があるというだけで、それが作り話であるという事実がロンダリングされてしまうのではないか。だから妙なリアリティを感じるのではないだろうかと考えていた。この話はこれはこれでちゃんと書き上げたかったのだけど、その前に打ち切りになってしまうなんて。

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 こういうケースは滅多にあるものじゃないので全く想定していなかった。本当に残念だけどまあ仕方ない。

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