【映像】新国立劇場 初台アート・ロフト ~オペラ『ホフマン物語』ジュリエッタ衣裳修復プロジェクト~

眠りからさめた衣裳

 今、カタストロフから自由になる 

新国立劇場開場から20年余。数々の舞台を彩った衣裳は役目を終えて倉庫へ。
わたしたちは、そんな衣裳たちにもう一度命を吹き込み新しいステージを作りました。
終末から再生へ、そして価値を確認する。それは衣裳たちだけでなく、今、社会やわたしたちの身近にあるさまざまな事象にあるカタストロフから自由になり、新しい世界へ。そんな願いを込めました。


【『ホフマン物語』ジュリエッタ衣裳修復プロジェクト】
初台アート・ロフトでは、"舞台衣裳修復プロジェクト"として、劣化した衣裳の修復・復元を行い、その技術と記録を後世に伝えるプロジェクトが進行しています。
最初に手がけたのが、オペラ『ホフマン物語』のジュリエッタのドレスの修復。

衣裳は時を超えて語りかける。世界中に広がる"アーカイブ"という願い

衣裳を修復してそれを展示するというのは、アートの世界でもう一度いきさせるという特殊なもの。
人が一度きたものだから、そのときに不思議なことに魂が一個入っている。
それをまた人前に出すときに、今度はこちらの魂を込めた別の世界を用意してあげる。
するとどんどん成長していく。舞台のときとは違う意味を衣裳が持ち始める。

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