成長の原材料

人物の成長の要因とはなんだろうか。

私はあと半年で26歳になる。いつからか、「成長したい」という欲を失くしていたようだとふと気づいた。しかし、仕事や人間関係、自身の性格、恋愛など、種々悩みはある。悩むということは、心のどこかで成長を欲しているのかもしれない。

ここで改めて、「成長」に必要な原材料を書き起こしておきたい。

成長に必要なもの

A.謙虚さ
自分はまだまだ足りないから伸びなければ、と思う心。この心がなければ成長の土台が作れない。今の自分に満足しきれるならばそもそも成長する必要性がないからである。

B.反省
自己を省みて良い点悪い点を客観視すること。時に他人にアドバイスを求めてもいいだろう。自分はこのままでいいのだ、すべての行い・言葉は正しいのだと思えるなら反省の必要はない。その代わり、現状維持になるので成長はない。

C.勇気
成長する、という言葉のひとつの定義として、「なんらかの要素が自分の中で変化すること」を挙げたい。そうして自分の中の要素が変化すると、自分の外(言葉、行い、生活)が変化し、さらにそれが伝播して他者にも影響を及ぼしたりする。すると、『成長』する前と比べるとなんらかの予測できない動きが発生する。このような予測不可能な変化を恐れず受け止める覚悟、それを担保する勇気を持つことが成長には必要不可欠である。

D.緊急性・必要性
たとえばあなたが布団の中で休んでいて、何もかもに満足している時に、3000字のレポートを書けと言われてもおそらく書かない。しかし、明日の朝までにそのレポートを出さなければ○○が叶わない(○○は個々人の価値観によって変わる)と言われたら嫌でも書く。「成長」は利己的な動機によっても十分起こり得るのだ。

今思いつくだけでも、4つの原材料が見つかった。ここまで書いてきた中で気づきがあった。

それは、「成長は自分のためにするものだ」ということである。「成長」とは徳を高める行為で、善悪で言うと善のパワーが強いと捉える人も多いだろうが、Dに挙げたように必ずしも徳が高いからそれを目指すわけではない。自分のためにのっぴきならない事態を避けるためだけでも人間は成長ができるのである。
つまり、ある程度現状には満足しているけどもっと成長したいという場合には、敢えて自身に負荷をかけて成長に背中を追わせるようにすればよい。

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