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あーととポスター

「遊び」と「美術」を「be」で結んで、

「あそbeじゅつ」をたくさん開発しています、、、



「らくがき転生」もありがとうございます。
嬉しいです。


ご家庭でも、全国の福祉現場の
「あそbe~」でも、

自分達のコミュニティの関係性
や、
歴史を大切にして、

それぞれの自然美を生かして

へんげへんげと変身

表現できますよ~。

上記の記事は「あそbeじゅつNo.1マグネットテクスチャー」です。こちらも是非。

磁石を使った、あそbe~です。

どんな人も自分の自然なイメージや、自由な表現で、ワンタッチで直感的にアートやデザインパターンを作ることができますよ。

誰もがアーティスト、デザイナー。

完成した作品をヘラルボニーさんが発明したみたいに

デジタルで高解像度出力し、プロダクトデザインや

産業と連携するのも素晴らしいですよね。


ヘラルボニーさんの素晴らしい取り組みへの光も
そうですが、

ヘラルボニーさんが発明した福祉現場のアートを、
デジタルデータにして高解像度出力し、

プロダクト、産業と連携していく、

社会参画していく、

そうした実践の発明にも光があたってほしいです、

福祉現場のアートを高解像度出力し企業と連携。
ヘラルボニーさんが発明しています。

こうした素晴らしい取り組みがある中で、

全国の数多くの福祉現場において、アート制作がさらに盛んになったら素晴らしいなと思います。

日本における福祉現場のアートだと、

京都の「みずのき」にて1959年からアートが取り組まれています。

「みずのき美術館」のキュレーターの奥山さんとは、以前文化プロジェクトを一緒に取り組ませていただき

(舞台裏では大変なことがたくさんあり、とにかく次々と問題が降りかかり、めちゃくちゃ過酷でした(笑)。しかし、素晴らしい体験で感謝しております。大変な学びになりました)、

みずのきの実践も教えてもらいました。

1959年からの取り組みということで、北欧デンマークでノーマライゼーション法が出来た年と同じ。

日本の福祉におけるアート実践は、京都亀岡のみずのきの取り組み等、じつはノーマライゼーションと同じ年月の歴史があるわけですね。

しかし、2018年の障害者芸術文化推進法まで法的な整備は理解が示されてこなかったようです。

まぁアートの法整備というのもどうなのか?それで創造性生まれる?と、様々な意見も多々あるでしょうし、難しかったのでしょうか。

しかし、一応は国も応援してくよって体制が示されたわけで盛り上がるといいですよね。


ただ、法的な体制が整っても現場の理解は課題にはなりますかね~。

わたしはもうほんと、障がい福祉、児童福祉、高齢者福祉と様々な現場に行っていますが。

日本の福祉実践の父とも言える糸賀一雄の著書『福祉の思想』においても、

福祉における芸術の意義がかなり書かれているのですが、現場の理解というのはなかなか難しい場面もあります。

様々事情はあるものですけどね。

糸賀一雄さん、京都大学で哲学を学んだ人で、
言ってみれば、

西田幾多郎とか京都学派の環境の中で
学んできた人。

その人が日本社会福祉の父。

興味深いですよね。

奥山さんがキュレーターをつとめる京都亀岡の「みずのき美術館」、

みずのきの皆さんのように色彩構成や造形のあり方、本格的にアートに取り組む素晴らしい環境があったりと、

福祉現場におけるアートの多様な可能性がありますが、

デザイナーのライラ・カセムさんの先駆的な研究では、障がいを持った方の遠近法の理解について考察されています。

私もこのライラさんの論文を読んで、実際に簡単な1点透視を現場のメンバーのみんなと一緒に描いたことが何度もありますが、

多くの場合、皆さん凄く興味を持たれて、そして「描いてみる」ことをする人が多いです。

美術の専門的なものに興味を持つ人もたくさんいますね。

そして、描けたら嬉しいわけですよね~。

例えば、私の体験ですが、簡単な遠近法をみんなで描いてみて、ある人はその1週間後にまた絵を描く機会があった時に、

私は、その人から「おっおっ」と呼ばれて、急に紙に何かを描いていて。それをよく観たら、この前描いた1点透視だったことがあります。覚えてくれてたんですね。

笑ってこっちを見て、「みてみて」と言われているように感じました。

描けたら嬉しいわけですよね。出来たら嬉しいわけで。あたりまえなのですが。

そこに障がいのあるなしは関係ないのですよね。


「障がい者は絵なんか描かないから」とか。

あと、「才能と障がい特性は違う」とか。

「一部の絵が描ける人だけじゃなくて、難しくない、みんなが出来るものにしてほしい」とかですね、

言われた経験もありますが。

もちろん色んな意見あるとは思うのですが、まず本人の気持ちとしてはどうなのか?に基づいて考えられたらと思うんです。

様々な体験。これが出来たという経験。生まれる体感。感覚的経験。

その人の「好き」、意思決定を育むもの。

本人がやりたいことなら、それをケアする方向性で考えていけたらと思うのです。

私は様々な現場を巡り、いつもこうした声を聴いてきました。

「あそbeじゅつ」はそんな現場におけるリアルな声を聴いてきた経験もあって、

開発してきた面もあります。

コピーライターで、

広告やスポーツ、音楽やアート、福祉等、

あらゆるジャンルにおけるクリエイティブで凄まじい実践をしまくっている澤田智洋さんは、

東大先端の熊谷教授との対談で「波及性」という概念について話されています。

この「波及性」の考え方は今後とても重要になってくると感じています。

まず、ご自身も障がいを持たれている医師で東大教授の熊谷先生は、

障がい福祉に対して「生産性ではなく必要性」に基づいた取り組みが必要ではないかと話をされています。

大変共感することです。

障がい福祉の就労系の仕事にしても何にしても、生産性にばかり繋げていくような考え方ではなくて、1人ひとりにとっての「必要性」が考えられて、その必要性に基づいてケアや仕事が作られていくことが大切であると考えます。

これは実際ヘラルボニーさんの取り組みも同じであると考えることができて、

ヘラルボニーさんのアートを生かしたプロダクトはあくまでも現場のメンバーさんがそれによって社会参画し、

共に障がいの概念を変えていくために取り組んでいる、1人ひとりの必要性のために産業と連携しているわけですよね。

しかも、かっこいいプロダクトにして。大変共感することです。

アートを生産性に結びつけずに、デザイン素材として扱っていない姿勢にも深く共感します。

そして、この熊谷先生の「必要性」の考え方やその取り組みとも言えるヘラルボニーさんの姿勢に深く共感しますが、

澤田智洋さんはさらに「波及性」という新しい考え方、概念についても提案しています。


社会や人に対して「波及性」のある人の存在が認められていく、肯定されていくこと。

それは障がいに限らず、全てのことにおいてでしょうか。

例えば、病気等で早くに亡くなったお子さんがいた場合、もちろん悲しい気持ちを持ちますが、現代の医療では最善に最善を尽くしても力及ばないことがあります。

誰もが悲しい気持ちを抱くことです、幼い子が難病、様々な病に苦しみ、亡くなってしまう現実がこの社会にはある。

しかし、そこで悲しむ気持ちがある一方で、その子の人生、その命の波及性についても認識していきたいと。

その子の人生のために多くの人が前を向いて取り組み、話し合い、最善に最善を尽くした。その子の親、関わる医師や看護師、周りのたくさんの人々。

その子の人生がこの社会に与えた影響、波及性は計り知れないものがあると、

早くに亡くなってしまった可哀想な子として認識するというよりも、

その子がこの社会に残したとんでもない波及性を見つめていきたいと。

その子の存在があったから、親御さんはもしかしたら難病の子を救う団体を立ち上げるかもしれない、それによって救われる子が何人も生まれるかもしれない、力及ばず苦悩する医師はさらに研究と技能を積み重ね、難病を治す道に繋がっていくかもしれない。

その子の人生に関わった多くの人が、人間の命の尊さ、生命の尊さに改めて学びを深め、その学びは、この社会をより良くしていくかもしれない。

その人が残した波及性。その人の持つ波及性。1人ひとりの波及性。

澤田さんの「波及性」の考え方。生命の尊厳を観ることでもあるように感じます。

生産性による経済成長よりも、世の中を大きく変える可能性がある。

「すべての弱さは社会の伸びしろ」「弱さを生かせる社会を作ろう」という、澤田さんの言葉に、その波及性の意味が集約されているようにも感じます。

弱さには波及性がある、社会や人の心を大きく動かす力がある。

「弱さ」を通して、人間の可能性を感じます。

この社会における生命の尊厳を問う
概念であると感じます。

「波及性」。

人間1人ひとりの。


そして、特業という凄い取り組みもはじまっています。

じつは、私のポスターの「しごといろ」というコンセプトは、澤田さんの特業展を北千住マルイで観た時に学んだことから考えました。

北千住マルイの特業祭の様子です。
2022年12月。
めちゃくちゃ共感しました。

圧倒的なクリエイティブに学んで、

私もいつかきっと、それに匹敵するもの
作りたい。


さて、またアートやデザイン、クリエイティブ、

福祉や医療を取り巻く話を書きましたが、こうして様々な人から学んだことを通して、

わたしの取り組みを、ゆる~く楽しくやっていきます。

現在「しごといろ」をテーマに、

ケアしごとのカッコイイ人をポスターにさせていただいてますが、

本人の働く姿の原寸場面シルエットと、本人のアート作品を組み合わせたポスターも制作しています。

原寸ケア場面風景の等身大ポスター、

それとは別の、ご本人のアートと等身大ポスターの組み合わせです。

しごとの原寸場面の風景(リアル)と、アート表現の自然美を統合してデザインするポスター。

じつは、かなり色んな人の「しごといろ」のポスターを作っていて、これから週1ぐらいでnoteに投稿していきますが、

このアートポスターも、あそbeじゅつを活用していただきながら、かなりデザインしていて発信していきたいと思います。

浅草の放課後デイでは、尊敬する仲間の主任の他に、2人の素晴らしい保育士さんを現在制作していて完成しています。

高齢者施設では、尊敬する介護長の友人で、日本で結婚して家庭を築いている韓国の女性のポスターを作っています、最も尊敬する介護長のアートポスターと共に。

また、にじ屋では現場のしごとメンバーのみんなの姿を1人ひとりポスターにさせていただいてます。

みんな等身大ポスターの他に、一緒にアート表現をやってみた時の作品を、その人のシルエットに組み合わせてポスターデザインする、アートポスターも作らせていただきました。

にじ屋で働くみんなの姿のポスター。

にじ屋の店内で飾っていただいてました、

昨日あそbe~に行ったら、
「飾ってるよ」と、

ビラ配りも一緒にやったNさんが。

ありがた過ぎて泣きます。


みんな大好き過ぎて泣きます。


にじ屋の素晴らしい取り組み、カッコイイ姿を伝えていくために、わたし頑張りたい。
やりたいことです。

一緒に絵を描くのも楽しいですよね、
今度お酒でも飲む約束して
楽しみです。


実はわたし、日本酒大好きで色々飲んでるのですが、
オススメありすぎます。

新潟なら玉風味か天神囃子。
京都はやはり玉乃光。

岩手なら日本酒酒造会社のにごり梅酒で最強のお酒あるんですよ、知ってます?

今度ご紹介します。


では、アートポスター。

やはり、カッコイイ主任に協力していただいて、アートポスターを。

今回はいつもお世話になっている放課後の主任の
アートポスター。

働く姿の原寸場面シルエットと、ご本人のアート作品を組み合わせたポスター。
主任は赤が好きとのこと。
いいですよね、赤。

私はブルー派なのです。

かっこよく人前に立てるリーダーの主任、

一方で、人前には決して出たくない、
基本しゃべりたくない、
バンクシーのように覆面活動していきたい

引きこもりな私(わたしは誰とも話さずに散歩し続ける「アウトドア引きこもり」という新しいジャンルなんです)。

いや、職人気質なのです。職人に憧れる。
主任に「マル・三角・四角」の
幾何学図形をフリーハンドで描いてもらい、

その絵を、幾何学は自然な線を生かしつつ形態を強調し、色彩は原色に、

それを
主任の働く姿のシルエットに、

描いていただいた
幾何学図形を、純粋抽象的にコンポジション、
デザインしました。

幾何学の硬さに、フリーハンドの柔らかさ、

弁証法的なコンポジション。


しごといろの原寸場面の等身大ポスターの他に、

こうした本人のアートポスターを
しごとの等身大シルエットと合わせてデザインしています。

どんどん作ってます。

こちらは原寸しごと場面の
新しいポスター。

主任いつも取材させていただき
ありがとうございます。

「子ども達を見守ってる姿」

描いちゃいましたよ~。

いま、色々企画を準備していてこれからnoteで発信していきます。

にじ屋で働くみんなのカッコイイ姿のポスターも、

みんなのアート作品と合わせてアートポスターも作らせていただいてます。

ぜひ、にじ屋さんへ。車の方は駐車場もありますよ。桜区役所のすぐ近くです。

提供品も募集していますよ、自分のものがリサイクルされていく。

にじ屋のみんなの取り組み、ほんとかっけーですよ、こんなカッコイイ働き方。

ぜひ、知っていただきたいです。

スーパー猛毒ちんどんも、
めちゃくちゃカッコイイです


古本もめちゃくちゃ充実してて、漫画も、

本好きにもおすすめですよー。

私はこの前、平野啓一郎さんの『空白を満たしなさい』のハードカバー初版を手に入れました。

編集者の佐渡島庸平さんが紹介されていて、文庫本で読んで、私自身にとっても大切な物語の1つになった作品。

にじ屋の古本コーナー。

かなりたくさんあります。

『空白を満たしなさい』の初版は、

もう、わたしがGETしてるので


もう店頭にはありませんが
(100円という破格の値段で購入しました)


にじ屋の古本の品揃えは本大好き人間としても
かなりオススメします。

神保町もいいけど、古本はにじ屋もオススメですよ。


『空白を満たしなさい』の初版が買えるなんて、

またまた嬉しくて写真撮影
しちゃいました(笑)。

さて、「あそbeじゅつ」については、

次は全国の障がい福祉現場で取り組まれている「さをり織り」を生かしたアート「あそbeじゅつNo.3さをりスタンプ」をご紹介します。

都内の複合施設で展示会をして、
特養の高齢者の方々や、
保育園の子ども達、

下町の住民の皆さんにも、
障がい福祉分野で大切に育まれてきた「さをり織り」を知っていただき、
かつ新しいアートにしました。

たくさんの方に来場して
いただき感謝です。

「さをり織り」についても、次回詳しくご紹介します。全国的に取り組まれているので、現場で積み重ねられた大切な関係性を生かして、

きっと、みんなで楽しく、あそbe~できますよ。


この技法も、放課後デイの主任さんから「さをり織りを生かしたアート」でご依頼を受けまして、開発させていただいたのです、主任お題をありがとうございます。


また、東京都の文化プロジェクトで学んだ海外アーティストの織物技法をベースにした「あそbeじゅつ」も今後ご紹介していきます。

海外アーティストの織物技法と、さをり織りがコラボしたので、その時に得た知見もご紹介いたします。

特に日比野克彦先生に伝えたい内容なのです、この「あそbeじゅつ」は。

共創のあそbeじゅつとして開発しました。今後、1つずつ「あそbeじゅつ」ご紹介していきます。

読んでいただき、ありがとうございます。

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