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『ひとり』

ロートレック

が、とても好きです。

人間は醜い、
されど人生は美しい。

このロートレックの言葉、、、。


ロートレックの絵で一番好きなのは、、

『ひとり』。

とても孤独な絵、、、

孤独や絶望、心のかげり。

キラキラした光よりも、私は落ち着きます。

ロートレックのこの絵は『ひとり』というタイトル
で、、

むかし、六本木で観た記憶があります。



とても衝撃でした、

ふしぎと、心奪われる絵でした。

いま、振り返ってみると、、

ロートレックのこの絵は、
タイトルは『ひとり』ですが、

しかし、
「あなたは独りじゃない」と、、、

目の前の女性のために描いた絵だったのだと感じます

(トゥールーズ=ロートレックには『彼女たちのため』という連作の作品がありますね)、

その目の前のひとりのために描いた絵を通して、

それを観た私自身も、

ひとり、、、「じゃない」と言われている気がするのが


ロートレックの作品から感じる、あたたかみの、

感触でしょうか。

孤独といえば、

去年、引っ越しをして、
部屋の整理をしました。

とにかく物がたくさんで、部屋の整理は大変。

自分自身の現実にはドライなもんですが、、

けど、まぁ孤独だったから物が溢れたんだろうなぁと、

部屋を掃除していて、漠然と感じました。

部屋は物で溢れて、、

余白なし。


足場もないぐらい。

どんどん空白が埋められていって、

そして捨てられない。

孤独だと部屋が物で溢れる。

整理もできない。

どうにもならないんですよねぇ。

「心が疲れている」こと、

「疲労」はなかなか見えずらいですね、

心が疲れきって、、

辛い気持ちを抱えている人の方が、

ニコニコしていることが多いような気もします。


元旦に大きな震災があって、

東日本大震災もまだ知らない子ども達の多くは、直接的な被害に遭わなくとも、

とても怖がっていました。


直接の被害にあわれた方々の復興や支援に、
現地の方々の迷惑にならない形で私も取り組みたい。

しかし、東日本大震災のときにも感じていて、


今回の震災でも、

自然災害でなくとも、医療福祉、あらゆる社会保障の現場とか、


なんでも感じますが、 

日常、そこでつねに、その場を支えていた人達の
輝きが、

ふだんそこにはいない、外から来た救世主のキラキラで、、

見えづらくなってほしくないなとも思います

それぞれみんな切実に生きていて、

人に見えないところで、人や社会を支えるために頑張っている縁の下の力持ちの人はたくさんいる、

そうした人達の頑張りや人生が輝くものになるために、力になれることをしたい、

私は現場に立って、そのスケール感や気持ちに、常に学びたい。

去年の夏に東京都現代美術館で開催中の、

デイビッド・ホックニーの展覧会に行きました。

展覧会入り口にあったホックニーのメッセージ。

コロナ禍で人と人の間に距離が生まれ、孤立する人も増えていたときに、

春が来るのを忘れないで

と、ラッパスイセンの絵が。


春の訪れを告げる花、イギリスはラッパスイセン。

日本はカタクリの花。

さりげない気配りのような、目の前の人を勇気づけるアート。

ロートレックの絵もそうですかね。

目の前の人を勇気づける心配りを、

常に誰かの身近で、寄り添う表現で、

人に見えないとこでそうした行動をしている、誰かにとっての、ほんとの勇者さんって世の中にたくさんいますから、

そういう本物の行動に学んで、

私もそれが出来るように、

日々成長していかなきゃです。

目の前の人の心の感触として、

きちんと伝わる大切な行動は、
どんなものか?

あたたかみの感触。

つねに現場で、頭を悩ませて、
いきたいです。

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