子どもの頃から、「縁の下の力持ち」という言葉、美学が好きです。
人の見えない所で懸命に働く。自分に光があたるわけではなく。自分が主役になるのでもなく、世のため人のため、目の前の人のため。
働く。
最高にカッコイイ色。
こういう人知れず働く、たくさんのカッコイイ人達の存在で、世の中は動いている。そうじゃないですか。
目の前の人の生を輝かせる、いぶし銀。
※障がい福祉のしごといろをテーマにした記事。彼らもさいこーに、かっこいい。「原寸大(あるがまま)」のしごと風景。
今回は私が最も尊敬している介護福祉士&ケアマネージャーを、
「しごといろ」をコンセプトに、
原寸スケール(あるがまま)でデザイン。
まだまだ調査が足りないけど、形にする。
かっけーポスターにする。
高齢者福祉現場のケア。仕事終わり、食堂にて後片付けをしている様子。
朝は早番で7時から働き、夜の20時ぐらいまで残ってることも多々ある。毎日のように。
夜勤だって夕方から翌日の昼まで働き、けど、仕事のあとも事務仕事で夜まで残ってる。
現場仕事に事務仕事に、最新の知見&技能の研修に、委員会の研究に。
医療福祉現場の人は、働きながら日々学習してくのがあたりまえなんですよね。
その疲れきった背中を伝えたいと感じます。心から尊敬。
この介護福祉士&ケアマネージャーさんは、自分が本当にやりたいこととは何か?を考える中でケア職に転身し、アート&デザインに理解ある医療法人で、介護福祉士、介護長&ケアマネージャーとして活動。
「ケア」の概念とアート。
オバマ元大統領が年間ベストブックに選んだ、ジェニー・オデル著『何もしない』も、東洋哲学や現代哲学と結び付いたケアやアートの話でした。
『何もしない』というアクション。とても、
「ケア的」なのかなと思います。その人が立ち上がる道筋を見守ることの大切さ。
その人の意思決定と自ら立ち上がることを支える。
すぐじゃなくてよくて、段階的に、一歩づつ。
その人の人生の理解者として、何があっても、そばにいる。そのまずはじめの一歩。
人と関わりを持つ時、目の前の人のプロセス、物語を観ること、想像すること、大事ではないでしょうか。
また、ケアと言えば今後最も必要になってくると考えている技能・哲学があります。
束の間の休息の場面ですが、座っていられる時間は5分もないし、常に緊張感のある中で仕事してる、ゆっくり休む時間なんてない、福祉や医療現場はどこもそうですよね。
本当に過酷な現場。心から尊敬。とんでもなく大変な中でも、笑顔を絶やさない、プロフェッショナルの姿勢を感じます。
具体的に「その人が立ち上がるための技能」として、技術と理論が確立されているのがユマニチュードの凄いところだと感じます。
介護福祉士、ケアワーカーのいぶし銀。最高にかっこいい。
ケアをする側、される側ではなく、