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出産奮闘記3

助産師さんに、
「子宮口全開になったから、もう少しだよ!」
と励まされつつ、陣痛の波に合わせて思いっきりいきんでいるのだが赤ちゃんがなかなか下に降りてこない。

どうやら、赤ちゃんが予想より大きいらしい。
意識がもうろうとする中、頭の中で

「出産って鼻からスイカ出す痛み、とかいうけど、
こんなに痛いんなら鼻からスイカ出すほうが絶対楽」とか考えていた。

お尻からスイカ大の鉄玉を出すためにいきんでいる感じ。
もう、痛すぎて死ぬんじゃないかと思った。

2時間以上いきみ続けて、痛みで意識が遠のき始めたところで吸引分娩になることが決定。
ここで先生が登場し、「よく頑張ったからあとは吸引してやるぞ!」と吸引を始めてくれて、30分でようやく赤ちゃんが出てきました!

疲れ果てて、逆に超ハイテンションになっていた私。
先生に首根っこつかまれて、カエルみたいな恰好でぴよーんと出てきた自分の息子を見て、「かわいー---!!」と思わず叫んでいました。
血だらけだし、胎脂にまみれて、サルみたいな顔だったけど、予想していたよりずっとずっと、可愛らしくいとおしく見えた。
立ち合いができなかったから、夫にすぐ電話して赤ちゃんを見せた。
そして、母にも電話。出産予定日より早かったし、陣痛が始まったことも伝えてなかったから、相当びっくりしていた。

赤ちゃんは3640g。初産でこの大きさの赤ちゃんを普通分娩で産むのはかなり大変なことらしい。
たしかに、本当に大変だったけど、赤ちゃんに会えた時にはものすごく達成感があった。人生で一番頑張った。

ちなみに、超ハイテンションが終わった後は電池が切れたようにぱったり動けなくなり、車いすで運ばれて病室に入りましたとさ。

ここまでが、私の出産体験記。私も出産前はいろんな人の出産ブログを見て心の準備をしていたから、少しでも誰かの参考になれたらうれしいです。
これから出産を迎える方へ。出産の進み方は本当に一人ひとり違うと思うけれど、なんとかなります!生まれたての赤ちゃんは思っていたよりずっとずっとかわいいです。笑
その日は必ず来るから、それまではなるべく心穏やかに過ごせるように、友だちや家族と話したり、自分の好きなことをしたりして過ごしてくださいね。

せっかくなので、今後陣痛の時に持って行ってよかったものなどもシェアしていきたいと思います。^^
よろしければぜひ、読んでくださいね。

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