#1 はじめてのとうこう

在宅21日目、正直そろそろ飽きてきた。なので新しいことをやりたい。それにコミュニケーション不足に伴って日本語が下手になってきたのを感じるので、その練習もかねて。

まず

最近自分の考えを言葉にするのが上手と褒めてもらえる機会があってうれしかった。何かを考えたり、その考えをまとめたりするのは好きだけれど、披露するのはあまり得意じゃないというか、恥ずかしいので避けてきたから。

デザインを学び始めたのは、実はほぼ100%その時の"流れ"で、入学してしばらくは周囲とのモチベーションの差に落ち込んだ。いや、それは今もかも。美しいデザインがしたいとか、デザインで誰かを救いたいとか、まったく思わないといえば嘘にはなるけど、正直今でもそういう気持ちは薄くて。

「これが好き」「あれも好き」「あっちもいいな」「やっぱりこっちがいいな」が1日に何回も思いついて、感じて、幸せな気持ちになるのが好きだから。とにかく自分の興味のあることがしたい!を追求した結果が今なのかもしれない。

だけど実弟もデザイン系に進みたいと言いだしたので、自分がこの道を選んだのは蛙の子は蛙ということかなとも思う。

はじめる理由

先述したように好きなことはたくさんあるし、人からもよく言われる。好きな食べ物・色・場所・・・どのカテゴリーも1番のお気に入り選べない性分。たとえば好きな食べ物だったら、昨日はお菓子のカプリコが一番好きだったし、その前はミートパイが一番好きだった。でも今日は親子丼が好きだし、明日はきっと違うものが好き。

そんな私は興味が様々に移るせいで自分の気持ちを忘れてしまうところがあるので、それを書き留めていくプラットフォームが欲しいなと思い、はじめてみる。

誰かに読まれるのは恥ずかしいけれど、この方が少し背筋を伸ばして書ける気がするので公開してみる。

一番好きな言葉

まず今日は好きな本を紹介してみる。本というか、好きな文章。

「ケーキ、という言葉には、実物のケーキ以上の何かがある。私はその何かが好きだ。・・・ケーキがあるわよ、とか、一緒にケーキでも食べない、とか言われたときの、あの湧きあがる喜びは、そうでなきゃ説明がつかない。だって、どんなケーキかもわからないのに嬉しいなんて変だもの。・・・ケーキ、という言葉の喚起する、甘くささやかな幸福のイメージ。大切なのはそれであって、それは、具体的な一個のケーキとは、いっそ無関係といっていい。何が好きですか、と訊かれて、まよわず、ケーキ、とこたえるような単純さで、私は生きたい。」

この文章が本当に好きで、初めて読んだときは衝撃を受けた。私がなんとな〜く思っていた感覚が言語化されていて、「そうそう!」とうなずいたのを覚えてる。たぶん、高校生くらい?

だから私は記念日じゃなくても、「今日は気分がいいから」という理由でケーキ、もしくはスイーツを買う。それだけで幸せになれるなんて、なんてコスパのいいヘルシーマインド。私は自分のこういうところが好き(はじめて気づいた)。

はじめるのさいご

色々書いたけど、シンプルに最近文字を打つ機会が多い。ノラ・ジョーンズを聴きながらコーヒーを淹れて、パソコンに向かったら、なんとなく健やかな気持ちになったというのが本音。

おわり。

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