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@pocket触ってみた(全体編)

前回より約1ヶ月も空いてしまいました(汗
お試し期間も来週には終わってしまうので急いで書きます。
今回はポータルや全体の機能について。(前回同様、kintoneユーザーとしての目線での感想なので、kintoneでアプリ作成ができる人向けの記事になってしまっています。)

良い点やkintoneにない機能

ポータル

・ポータル本体
複数のポータルを作成でき、それぞれについてPC・モバイル・両方で使うかの管理とアクセス権を設定できます。kintoneで言うポータルは存在せず、kintoneのスペース=@pocketのポータルのようなイメージに近いかも。
後述のポートレットを並べて作成する。Garoonのポータルの作成に近くそれよりも自由度が高いので、簡易版krewDashboardのようなイメージ。

・ポートレット
アプリ一覧(一覧に表示するアプリは手動で設定)、アプリの特定の一覧画面、アプリのグラフ画面、外部サイト、HTMLで作成可能。

通知

・通知アイコンクリック時の動作
kintoneのように通知の一覧画面に遷移するのではなく、Garoonのように画面内に浮き出して表示され、対象の通知をクリックするとそのアプリ・レコードに移動する。個人的にはこっちのほうが好み。

・特定の絞り込み条件のレコードを通知
「ユーザー選択フィールドに自分が入っていて、進捗のラジオボタンが未完了のもの」のような絞り込みの規定条件を設定しておき、それに該当するレコードがある場合に通知に表示することが可能。またこの種の通知は該当レコードがなくならない限り通知からは消えない。

アプリ

・一覧に表示する項目と絞り込み条件は別設定
一覧Aにも一覧Bにも同じ絞り込み条件を設定したい場合、kintoneだとそれぞれの一覧に絞り込み設定が必要だったが、こちらでは絞り込み条件を1つ作っておけばどの一覧でもその絞り込み条件を一覧上で選択できる。
ただ、一覧によって使う絞り込みが全然違う場合にも絞り込みパターンが表示されてしまうので一長一短ではある(一覧によってデフォルトの絞り込み条件を設定はできるが)

ちょっと微妙かもな機能

ポータル

・コミュニケーション機能がない
kintoneではスペースごとにスレッドを作成できるが、その機能がない。
そもそもの設計思想として、グループウェアであるkintoneとは違い、ストック情報の蓄積だけに絞っている(アプリ内でレコードへのコメント機能はあるが)と思われる。

・ポータルやポートレットのコピー機能がない
似たようなポータルを作りたい場合や同じポートレットを他のポータルに使いたい場合でもコピーや引用ができないので1つずつ作成する必要がある。

・ポートレットクリック時の動作
アプリのグラフや一覧を表示しているポートレットでそのアプリのトップ画面に飛ぶことはできず、グラフの集計部分をクリックして対象レコードの一覧に飛ぶ、アプリ一覧は選択したレコードの詳細画面課編集画面に飛ぶしかできない。

アプリ

・リマインダーの条件通知の設定方法
良い点の方に書くかどうか迷った部分。リマインダーの条件通知の設定がアプリの通知設定画面にはなく、絞り込み条件の通知する設定で設定する。
良い点としては対象レコードを見ても通知に残り続けるので処理漏れを防ぎやすい。微妙な点としては設定がわかりにくいことと、一覧画面で選択できる絞り込み条件パターンに表示されるので絞り込み条件が業務上使うものと通知用のものでごちゃごちゃしてしまう。

まとめ

端的に言うとkintoneはグループウェア(ストック情報もフロー情報も扱う)、@pocketは業務データの蓄積ツール(ストック情報メイン)。
ポータルの見た目や通知機能でいいなとは思うものの、スレッドのようなコミュニケーション機能がないことはツール選択の上で注意が必要だと思います。グループウェアは既に使っていて、業務補助ツールだけが欲しい場合はいいかも?(ただし、シングルサインオンなどを入れておかないと別々にログインが必要なのでめんどくさいことも・・・)


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