@pocket触ってみた（フィールド編）

kintoneっぽい見た目で似たサービスがあると聞いたのでお試し申し込みをして触ってみました。
今のkintoneにはない機能で便利そうだなというものもあれば、あれ？この機能ないの？ってものもありましたので、以下にまとめていきます。（kintoneユーザーとしての目線での感想なので、kintoneでアプリ作成ができる人向けの記事になってしまっています。）
まずはすぐに目に付くフィールドについて。

良い点やkintoneにない機能

フィールドタイプ

・有/無
有効無効フラグのような管理をkintoneだとチェックボックスを単項目で作ったりラジオボタンでやったりしますが、これだと画面もスッキリするのでいいかも。

・時間(日時等の時間部分も)
kintoneにも時刻フィールドがありますが、選択する時間の区切りを自分で設定できるので、5分、10分、15分、20分、30分、60分と自由に設定できるのは便利。60分を割り切れない数字も指定できるけど・・・？

・日付期間、日時期間、時間期間
入力枠が自動で２つ作られ、レコード詳細画面では10:00〜12:00のように表記されるので分かりやすい。

・自動採番
レコード番号とは別で自動採番が標準機能としてついているのは素晴らしい！（たぶん、kintone界隈で標準機能にないって悩みが多いからかな？）
「固定文字＋好きな桁で０詰め連番」で採番してくれる。レコードの内容に応じて固定文字を変えるようなことはできないが、これで十分だと思う（コードに意味を持たせすぎない）

フィールド設定

・複数行テキストでも文字数範囲指定可能
書いてる通り。ちなみに、この複数行テキストフィールドの設定でHTML許可にすることでkintoneのリッチテキストフィールドみたいになる。

・条件付き必須設定が可能
「〇〇が未入力だったら(or入力されていたら)」「チェックボックスで〇〇が選ばれていたら」のような条件で必須入力にできる。数値や文字列フィールドの内容までは条件にできない(入力or未入力のみが条件)なので注意。

・見出し(フィールド名)に背景色と文字色が設定可能
関連するフィールドの見出しの背景色を統一するとかすると使いやすいかも？
設定できるからとあれもこれも色をつけてしまうと見づらくとっ散らかったアプリになるので要注意。
見出し表示の部分で「見出しのみ」「項目のみ」「見出し＋項目表示」とあるが、「見出しのみ」にすると入力する部分が表示されなくなってしまうがなんのためにあるのだろう・・・？

・選択系フィールドは選択肢に背景色設定可能
選択肢によってイメージカラーがある場合や注意喚起をしたい場合に便利そう。

・明細(kinntoneのテーブル)内のフィールドの合計を出せる
kintoneだと別フィールドで合計を出さないといけないのでこれは見栄えもいいし設定が簡単！ただ、単純に総合計しか出せないので、グループ化して小計を出すようなことはできない。

・計算フィールドで年数や月数の計算に対応(ただしクセがある)
設定画面内で日付フィールド２つを指定することで年数や月数、日数、年齢計算に対応している。年数とかの計算時、切り上げ計算になってしまうので固定で１引いたり等の対応が必要。

ちょっと微妙かもな機能

フィールドタイプ

・利用者選択、組織選択
初期値が未指定か本人(組織の方は本人の所属組織)しかない。

・計算
四則演算と小数点以下の処理、日付計算のみ。
テキスト（文字列１行）フィールドなら文字結合できるかと思ったらその機能はなかったので、姓と名でフィールド分けて置いて結合とかできない。

フィールド設定

・連携検索対象
kintoneでいうルックアップの際に検索対象にするかどうかを設定する。ルックアップのキー項目でなくても検索対象になるのは便利だが、そもそもルックアップの設定がややこしくてわかりにくいと思う。

・詳細検索対象
アプリ内検索等で検索対象にするかどうかの設定。標準ではオフになっているので、必要な項目は全部手動でオンにしないといけない。

・キー項目
これを設定しておかないとルックアップできない。そして設定すると重複禁止になる。１アプリ内に複数のキー項目は設定できない。
文字列の結合が計算フィールドでできない上にこのキー項目の縛りがあるため、重複しないキーを手入力しないといけないというのは困りどころ。

まとめ

とりあえず最初なのでフィールドについて書いてみました。
どこまで画像貼ってしまうか悩ましかったのでピンポイントな画像だけにしてあります。
全体設定の部分やそもそもの機能の部分にも色々あったので、それは別記事でまとめていきたいと思うので、気長にお待ちください。