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kintone認定アプリデザインスペシャリストについて

仕事納めもしてゆったり年末モードになったので、先日(ギリギリですが)合格したkintone認定アプリデザインスペシャリストについて書こうかと思います。

kintone認定アプリデザインスペシャリストとは

サイボウズの公式によると、

kintone認定 アプリデザインスペシャリストは、業務改善が必要とされる実践的なシナリオに対してkintone機能を適切に選択し構築できるスキルがあることを証明します。

となっています。
受験するにはkintone認定アソシエイト試験を合格している必要があります。

どんな試験?

出題範囲は公式ページに下記のように書いてあります。
◆kintoneを業務で活用するための準備
・業務の状況に合わせた、kintone上のデータ・プロセス・コミュニケーションの設計方法
・既存の業務データの移行方法
◆kintoneでの業務アプリ構築
・業務の要件に合わせたkintoneアプリの構築方法
・業務のコミュニケーションルールに併せた通知・集計レポートの構築方法
◆業務アプリの適切な保守運用
・業務の変化に合わせたアプリのメンテナンス方法
・運用上発生しうるトラブルへの対応方法
※ kintone API・JavaScriptを使った開発は出題範囲外です。

上記を見る限りでは、プロセス管理、コメント、データ書き出し・読み込み、通知設定、集計・レポートあたりはアソシエイトのテキストを元に復習すればよさそうですが、「業務の要件に合わせたkintoneアプリの構築方法」や「業務アプリの適切な保守運用」あたりは実際にkintoneの管理をやっていないと難しそうですし、そもそもこれといった正解を定義しにくいものです。

そして問題数40に対して試験時間が60分。公式ページのサンプル問題をやってもらったらわかりますが、共通大問に対して設問が設けられているという形。文書量が多く、複数選択系の問題も多いため、どうしても時間がかかります。自分は全問解き終わったら残り5分で、「後で見直す」にチェック入れた問題を全部見直す時間はなかったです。

どうやって勉強・試験対策する?

これが一番の問題で、アソシエイトと違って、公式テキストがありません。
が、kintoneエバンジェリストの方々が記事を書いてくれています!

このお3方の記事を見て対策しましょう!

ちなみに、公式のラーニングコンテンツとして紹介されている業務改善NOTEですが、前田さんの記事では、

正直この試験の勉強には使えません。

と書かれていて、キンボウズさんと峠さんの記事では活用したと書かれています。
これはどちらも正しいと思います。

前田さんは

「この試験は「アソシエイトでカバーしていなかったkintoneの一部の機能について正しく理解できているかを試す試験」であり業務改善の考え方・スキルを問われるものではないからです(あくまで個人的な考えです)。」

と使えない理由を書かれていて、試験の内容としてはその通りです。

が、試験を解いていく上で共通大問に書かれている業務のことがわからないとそもそも解きにくいという問題が発生します。
実際、サンプル問題にあるような日報なんてやったことなかったですし、情シスなんてやってると営業をするなんてこともありませんでした。
そこで、知らない業務や業種のことを知っておくのに業務改善NOTEが役に立つかと思います。

キンボウズさんは

他業種の方がどうやって業務改善にkintoneを取り入れているのか。聞きに行かなくてもNOTE見ればイメージできる。ただ、ある程度kintoneのことを理解していないと、ゲームは持ってない攻略本持ってる状態になるかもです。

と書かれていますし、峠さんも記事内で「試験に向けた業務改善NOTE活用が適している人」と業務改善NOTE活用の条件を書かれています。

じゃあ、私も業務改善NOTE使って対策したの?と言われると、答えはNOです。峠さんの「試験に向けた業務改善NOTE活用が適している人」に当てはまってなかったですし、そもそもこの記事読んだ時点で試験まで1週間切ってました(汗)
サイボウズ商店で注文しても間に合うかわからないし、kintoneCaféとかでいろんな人の話聞いてたからいけるでしょ!と開き直って受験しました。

問題を解くうえで一番大事だったこと

サンプル問題を解いてみて、全問正解になるまでやり直した人ならわかると思いますが、前田さんの記事にあるように、

説明文の要件を満たしていることが大切で、業務改善職的に長い目で見たらどうか…とかステークホルダーみんなにとって良い…みたいな発想は邪魔になります。

個人的にはこれが一番重要でした。
kintoneでアプリを構築するのに慣れてると、「こうやったほうが使いやすいだろう」とか、「これは後々問題になりそうだ」と先読みして選択肢を選んでしまいがちになりますが、心を鬼にして問題の要件定義を満たすかどうかだけを考えましょう。
と偉そうに書いたものの、自分もできていたかどうか怪しいです(笑)

次は何受ける?

この間のkintoneCafé岡山で来年の目標にカスタマイズスペシャリスト取得と言ってしまったものの、

kintone認定 カスタマイズスペシャリストは、kintone API、User API、cybozu.comの仕様や設定について基本的な知識を持ち、プログラミングを用いたkintone開発のスキルがあることを証明します。

devCampとか参加してみたけど、APIの仕様を全部把握しているわけではないし、プラグイン開発まではできないし、これはなかなかの強敵な予感・・・。自分でコードを書くわけじゃなく、選択問題だからワンチャンいけるか?
いつ受けるか、そもそも本当にカスタマイズスペシャリスト受けるかわかりませんが(それこそ、カイゼンマネジメントエキスパートのほう受けてるかもわかりませんが)結果報告はtwitterあたりですると思います。

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