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乳児腫瘍 セカンドオピニオンは大事って話② | 三ヶ月健診〜 「私が心配性なだけ」

こんにちは。
ののママです。

次女の生まれつきの頭部腫瘍について、経緯の続き②です。

生後二ヶ月目に次女の頭部に違和感を感じるののママ。気のせいだというパパ。
予定されていた三ヶ月健診で相談してみることに。

前回はこちら

腫瘍診断の経緯

生後三ヶ月健診 - かかりつけ先生の見解

次女の頭部に違和感を覚えてから、『何だろうこれ、、病気だったらどうしよう』『いやいや気にしすぎ。気のせいだよ』という考えを行ったり来たり。毎日情緒不安定で不安な日々を過ごしていました。

夫に「気のせいな気がする」と言われたのと、三ヶ月健診が近かったこともあり、それまでは焦って病院に行かないことにしました。

そしてようやく予定されていた三ヶ月健診の日。

長女の時は市の保健センターで合同で受けた記憶ですが、コロナ禍ということで、かかりつけのこどもクリニックで個別健診。

かかりつけの先生は、長女の時からずっとお世話になっている先生で、とても温和で優しく、地域で人気のある先生です。(なのでいつもとても混んでいてウェブ予約は朝イチ2-3分で埋まる時もある激戦クリニック。)

長女が生まれてすぐに開院した新しい小児専門クリニックで、当時かかりつけ医ってどう決めればいいの?近くに小児科専門の病院もないし、、と思っていた矢先のオープン。長女はアレルギーが生まれつき多く、よく湿疹を出していたので定期的にお世話になりました。毎回丁寧に症状や対策の説明をしてくれて右も左もわからない新米ママだった私の不安をいつも軽くしてくれた頼りになる先生です。
定期検診も予防注射もずっとこのクリニックです。

次女もやっぱりこの先生!と三ヶ月健診もこのクリニックで予約しました。

三ヶ月健診に必要な発達確認はすべて問題なし。そこは一安心。
最後に診察室で先生に相談。

「あの、この頭のてっぺんのところ、先月くらいになんか出てるなって思って、気になっちゃって、これってなんか、あの、変なのじゃないでしょうか?」

「頭ですか?ちょっと触らせてくださいね」

次女の頭を撫でたり軽く押したりして確認する先生。

「うん、これね、これは大丈夫ですよ。赤ちゃんの頭はね、まだ発達途中だから。これからね頭の骨がくっついてきますからね。」と、先生。

『やっぱり、赤ちゃんの大泉門のせいなんだ。気にしすぎだったんだ』と思うもののやはり不安で食い下がる。

「あ、でも、先生、これ、この子の、ぽこっと出てるじゃないですか?普通の赤ちゃんって頭凹むんですよね?凹むならわかるんですけど、出てるなって、、」

「うん。頭に隙間があるからね、凹んだりするんですけど、赤ちゃんの頭の骨って動いててね、骨を押し合っちゃったりするんですよ。それで多少浮いた感じで出てるって思う場合もあるんですよ。だからこれはたぶん頭の骨だから心配いらないですよ。そのうち平らになってきますから。」

骨を押し合う!そうなのか。そんなこともあるのか。

先生の説明を聞いて、納得する私。
『よかった。また私の心配性でちゃったけど、そのうちなおるやつなんだ、よかった。先生にしっかり相談してよかった。』と安心して帰宅しました。

生後四ヶ月〜 - やっぱりまだ心配

三ヶ月健診での先生の丁寧な説明で安心して、頭のでっぱりは気にしないで生活することに。

生後四ヶ月、五ヶ月と頭のでっぱり以外は何も気になるところなくすくすくと成長する次女。

生後六ヶ月になろうとしてきたが、やはり気になる。このでっぱり。まだずっと出てる。先生に『心配いらないよ』って言われたけど、やっぱり気になる。

先生は『そのうち平らになりますから』って言ってたけど、あれから三ヶ月経っても平らになる感じがしない!

夫にも相談するが、「先生が心配いらないって言ったんでしょ?じゃあ心配いらないよ。」と安定の凪。

でも気になる!と毎日不安を吐露していたら、夫から「また六ヶ月健診あるでしょ?気になるならその時にもう一回相談してみなよ」と宥められて、六ヶ月健診の日にもう一度相談してみることに。

生後六ヶ月健診 - 私が心配性なだけ

この日も発達検査は順調。ちゃんと育っててくれて何より。
そして最後の診察室で私からまた先生に相談。

「あの、この、頭の出っぱり、前回先生に心配いらないって言われて、あの、また聞いて申し訳ないんですが、やっぱりずっと出てて、気になってしまって、先生、平らになるって仰ってましたけど、まだ全然平らじゃなくて、全然出てて、あの、これ、大丈夫ですか?」

完全に再放送な私の問いも、先生は優しく聞いてくれる。また改めて次女の頭部を丁寧に触診。

「うん。これはね、大丈夫。赤ちゃんの頭はねーー」
と先生も再放送に応じてくれる。丁寧にまた赤ちゃんの頭の仕組みを教えてくれました。

「平らになるのもね、そんなにすぐとかじゃなくて、1歳すぎてから徐々に固まっていきますからね。まだ心配しなくて大丈夫ですよ。」

『私が心配性なだけだった、、そっか、まだ平らじゃなくていいんだ、時間がかかるんだ』と納得し、今度こそ次女の出っぱりは気にせず心配を封印することを決めるのでした。

保育園内定〜入園前健診へ - やっぱり普通じゃない

六ヶ月健診後、入園申請を出していた保育園に無事内定したとの通知が届きました。0歳児クラス、年度始め4月からの入園です。

入園の前に2月頃から保育園での説明会や入園前健診があるとのお知らせも届きました。

そして2月、入園予定の保育園にて、保育園の委託する小児科の先生の健診へ。

検診項目では何の問題もないとの判断。よかった。
診察の最後に
「お母様から何か不安なことや確認したいことはありますか?あと生まれてからこれまでに病気をしたとか、何か診断されたとかありますか?」との質問をされました。

「はい、あ、大きな病気とかは特になくて、あ、一応お伝えするなら、あの、生まれてすぐに呼吸障害と言われて保育器に入ってました。でもそれは、問題ないってことで、普通に退院してその後も何もないので、大丈夫だと思います。あ、あと、これも、かかりつけの先生には問題ないって言われてて、お伝えする必要ないかもなんですが、頭のてっぺんのところ、ちょっと出てて、気になって相談したんですが、大丈夫って言われてて、でも少しぽこって普通より出てます。」

と、どちらも病気でも異常でもないと結論が出たことだったので、言う必要のないことかも?と思いつつ、何かありますか?の質問に一応全部お伝えしようと、頭の出っぱりのことも伝えました。

すると先生「え?頭?出てる?ちょっとみてみますね」
本当に小さな突起のようなでっぱりだし、髪の毛もあるので見た目には違和感ないんです。触ってみないと気付かないので、先生も私が言うまで健診中には気付かなかったようです。
ぐるっと頭を撫でて、頭頂部を軽く押して確認。
「あ、これ、これですね。うーん、これ、かかりつけの先生なんて言ってました?」

「え、あ、かかりつけの先生には何度か聞いたんですけど、頭の骨が押されているものだろうって、頭の骨は動くから問題ないって仰ってました。」

「頭の骨かあ、うーん、私はこれ、骨じゃないと思うよ。」

「え。」

え?ちがうの?かかりつけの先生、頭の骨だから大丈夫って言ってたけど違うの?

一気に不安になる私。
「え、あ、あの、頭の骨じゃないって、そしたら何か、なんか、他の、何でしょうか?」

「うーん、ちょっとね、触っただけだと何とも言えないしわからないんだけど、触った感じ、頭の骨って感じしないなあ。ちゃんと大きい病院とかで検査した方がいいかもね。とりあえず、もう一回、かかりつけの先生でも良いんだけど、『入園前検診で骨じゃないかもって言われた』って相談した方が良いと思います」

え…

そんな…

不安で不安でたまらなかった気持ちを、かかりつけの先生を信頼して、押し留めて過ごしてきたのに、え、やっぱり、何か異常なの、、?

もう不安と恐怖が止まらなくなりました。

何度相談しても大丈夫って言うから、だから、『私が心配性なだけ』って納得させてたけど、これでもし異常があったら、病気だったらどうしよう、、なんで『心配性』で自分の違和感を片付けちゃったんだろう、、やっぱり普通じゃなかったんだよ、、

でも、かかりつけの先生が間違ってて、今日の先生が正しいとまだ決まったわけじゃない。かかりつけの先生が正しくて、今日の先生が間違っているかもしれない。

とにかくまずは、入園前健診の先生に言われた通り、もう一回かかりつけの先生に相談して、ちゃんと検査したいですって伝えよう。

すぐにかかりつけのクリニックの予約を取るのでした。

⇨⇨③に続く




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