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エホバの証人に育てられた人で、ヘアワックスやヘアオイル、カラーリングなどに心ときめいても親達に「色づきやがって」とか「世の霊」とか言われて、記憶にも苦しんでる人も多いと思います。

男性でも女性でも、傷つけてくる周りを威嚇するためにも、髪型は重要な場合すらあります。赤ちゃんを育てるお母さん達がこぞって明るい髪色になっていくのは、黒髪より理不尽な思いをすることが減るからだそうです。

もしどうしても塗りたくることに罪悪感を感じる時は、まず自分の肌に合ったハンドクリームを塗ってみてください。べっとりしていないものは爽やかでクセのない匂いが多いですし、その内乾燥してきて元通りです。シャンプーが出来なくても余り塗らなければ、お風呂に入れないような時でも安心です。適当に4:6分けにしてまず「自分はハンドクリームを塗っている」事実を眺めて安心してください。そして、長毛であれば毛先だけ、短毛であれば地肌につかないようにyoutubeなどでワックスの塗り方などで調べて形を作ってみてください。

こういう楽しみ、大事。慣れてきたら、自分に合った整髪料を見つける楽しみもできます。どうしてもこれ!てのが見つかれば大地震などの時もコレクションを眺めて楽しめるように(例えその時風呂に入れなくなって坊主でも)少しずつ買いだめしてもいいかもしれません、デュフフ。いずれ切り抜けてまたおしゃれしてやる!と思えたら良いですな。日々テンション上げるの大事。そういう小さな楽しみが。自分で自分を飾らなければ、誰も飾ってくれない。人間は飾るようにできてるねん。「いやー俺っていけてね?」「わたしめちゃ可愛い!」とか鏡をみて言ってあげてください。それが神のお考えです。

万が一見られたくない誰かにわしゃわしゃしているのを見られても「ハンドクリームを手につけたまま忘れて髪の毛触ってしもた、ワックスみたいかな」と言えます。で、付けている方が髪が元気だから、と言って好きなもの買って楽しめます。

毛染めは、自分でするならかぶれないようパッチテストは絶対ですが、とにかくバレないように、お風呂場などでできる家の雰囲気であれば、暗くて親達が安心する色をよく考えましょう。家族以外には「染めた?」と言われても「日光でかな?日焼け?」で逃げ切れる場合があります。周りを慣らしていく。「染めているように見えるなら、染めてみようかな」などシラを切り、更に明るくいずれできるかもしれません。お店で染めて貰うにしても、口から心臓出そうでも妥協せずカウンセリングを納得するまでしてもらってください。大丈夫、心臓は口からあまり出ない。

頭皮の皮脂の多さで荒れていて、理容師や美容師に薦められて仕方なくというテイでも良いかもしれません。

今は「The・エホバの証人」ぽいわたしも離れていた間、金髪に近く(たまにパーマ)、全面和柄のTシャツとか着てだらしなく周りを威嚇していました。やればできる。無駄ではない。無駄だと思うことが大事だ。恥ずかしいことではない。無事自分が成長したってことだ。車のハンドルですら「遊び」が無かったら逆に怖いって。