昼寝する豚

親がネットでそういう記事を見つけ、経験談の記録と一緒に朗読してくれました。わたしは序の口で挫折し、もう聞きたくないと中断しました。

最後、虐待殺人事件まで話は進むそうですが、わたしもその新聞記事とニュースは見ましたが、そこに行き着くまでの壮絶性に耐え切れませんでした。

わたしより少し上の世代で虐待を受けてきて、まだ組織に留まっている人々の異常性はそこから来ているのだと思います。わたしがあと10年、5年でも早く生まれていればどうなっていたかと思います。わたしの親が挫折していたでしょう。何回か家でゴムホースでしばかれましたが、親は涙を浮かべぶっていました。王国会館や大会ホールでは叩かれていません。それでも軽いトラウマはお互い残っています。王国会館や大会ホールでのあの泣き声、未だに覚えています。今のわたしなら警察を呼ぶでしょうか。

もう大会には行っていません。疲れて地球の大事な燃料を撒き散らして結果得るものは何もありませんでした。励まされた事なんか1回も無いです。今はそれ以上に、背教者の集まりに行くなんて気が違ってしまいます。

組織から脱出後、精神を患ってしまった人々も多数おられます。精神を患う事が正常な反応なので、苦しいとは思いますが普通の反応だと思います。あの組織の中で患わない方がどれほど異常か。

海外であった、最後逃げる信者を銃で殺し、他の信者に毒を飲ませて強制的に集団自殺させた、あのカルトとしている事は同じです。エホバの証人は分かりにくく隠蔽できているだけです。

洗脳し虐待しその後抱きしめて混乱させ、依存状態に置かれた子供が成人し、いい歳になった今も組織から出る事を恐れる気持ちが分かるような気がします。鎖に繋がれ続けた動物と同じで鎖が外されても、見えない鎖に繋がれ続けます。親はもっとはっきりやってやれよと、思うのはわたしだけでしょうか。陰湿なんですよ。親が犯罪者になれば、社会でも裁かれる確率は上がります。

しかし現実は虐待者が「素晴らしい兄弟姉妹」だと言われて会衆にのさばり続けています。タヒねとは言わんが、95歳前後のすぐ人を叩く元気なゾンビみたいな婆さんがのさばっているのを見ると、確かに隅々まで「全世界は邪悪な者の配下にある」と思わされます。虐待した子供に聖書を振りかざして老後の面倒を見させて、開拓奉仕をするため免除してもらってきた年金を少額でも受け取って多方面でお荷物になってゆくのです。今はわたしも彼らを批判できませんが。わたしについては年金は払えるだけは払い続けるとよいと思います。

あの人たちはよくあれで真の宗教だと真顔で言えるものです。わたしには理解できません。人殺しの組織です。心を殺す人を、誰が許すよう言うと思いますか。正義感が死んだクズだけですね。

2世や3世で今でもトラウマに苦しみ、親にはできないので会衆の当て馬になってくれそうな人を探しその人を苦しめてなんとか自我を保つしか生きる方法がないなら、そこで生きていくしか無いと思います。当て馬にされる側はたまったもんじゃないですが。しかし出られるものなら出た方が良いと思います。全てを自分で決定し、間違っていたとしてもうまくいっても最後笑おうと決めて。しっかり組織の何が間違っているかを自分に説明できるようになり、ブレないように時間をかけてスローフェードアウトで。でも出て耐えられないより、分かってても地獄だけど出なくて耐えられるならそっちのが良いです。