「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」で泣けなかった私。
「これで泣けない人は人間じゃないよ!」
そう言って私に本を貸してくれた友人へ。
全然泣けませんでした。ごめんなさい。
私の目から液体が出ることは一切ありませんでした。
〈以下ネタバレあり〉
というのも、主人公が「この時代にそんなことする?」という行動を起こしがちなんですね。
元の時代に戻りたいという強い気持ちからの行動で、ツルさんにひろってもらったもののそこを逃げ出して防空壕で数日過ごす。最初のうちは理解できました。
しかし、終戦直前のあの時期に「日本が負ければいいのに!」と大声で言うとか、それを指摘されたのに開き直ってブチギレるとか、挙げ句の果てにツルさんや彰に怪我を負わせるとか。
この辺から自分でも気持ちが冷めていくのがよくわかりました。
そして、最後の最後まで涙腺が暇を持て余し、人ではなくなりました。
そこになんの引っかかりもなく泣けた友人へ。
もうすごくすごく羨ましいです。
私も泣きたかったな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?