人は明日急に死んだりする

この事態になってから1年ほどですけど、基本的事実として「人間は普通に生きててもそこそこの確率で『明日急に死ぬ』ことがある」という話がこれほど繰り返されたことは今まで無かったような気がしますね。普通の人というのは放っておいてもそれなりの確率で毎日死ぬんですよ。

— 蛇川ニョロリ (@49sick89hack) June 7, 2021

このツイートを見かけた時、父がまさに人は明日急に死んだりする、かもしれない、という状況になっていた。
正確に言うと死んではいない。しかし限りなく死にそうなところまで行った。10日ほどICUで人工呼吸器に繋がれていた。そして一昨日生還してきた。

このご時世に熱があると言い出したので、すわコロナか！？となったのだがコロナではなかった。しかし肺炎ではあった。レジオネラ肺炎だった。
レジオネラというのはその辺にいる菌である。一般的には水によって媒介されるようだ。発生しやすいのは温泉や公衆浴場などのようだが、そういうところに近寄った様子もなくどこからもらってきてしまったのか皆目見当がつかない。
保健所からも連絡が来た。今コロナでめちゃくちゃに忙しいだろうに大変申し訳無い。
また、この肺炎は非常に重篤な状況を引き起こす。医師はコロナより悪いかもしれないと言った。実際悪かったと思う。唯一コロナより良い点は抗生剤があるところだが、抗生剤が効き出すまで3日程度かかるそうで、その3日間が勝負だと言われた数時間後にはもうアカン死ぬかもしれんみたいなところまで行った。
しかしその3日を低空ながらも乗り切り、合わせて起こった敗血症も治験など行い、人工呼吸器を離脱するに至った。

昨日今後の予定などを聞きに病院まで行って面会してきたのだが、一気に10歳くらい歳をとったように見えた。熱があると言い出してから2週間ほぼ寝たきりだったので筋力も相当落ちたようで、今後はリハビリとなる。

今後のことを考えて母は少々鬱々としている。母も患っていて、調子が悪い。わたしも乳がんである。お祓いでもしてこようかな…という気持ちである。

人は明日急に死ぬかもしれないが、死なないかもしれない。生き残ったら人生をやっていくしかない。私は明日死んでる場合ではないので死なないように気をつけながら頑張って生きていこうと思う。

……って言うかなんでこんな稀な菌にあたってしまったのか…どうせならロトに当たってくれ〜〜！！！あと父には謎の生き残り力があり、5年くらい前にも現場だけ見たら死んでるんじゃねえのか！？って言うもらい事故にあったにもかかわらず負った怪我は這い出るときにできたと思われる少しの切り傷と、手首の骨にほんのりヒビが入って…る…？程度で事故の規模からしたらほぼ無傷みたいなことがあり今回もやばいで死ぬでみたいなことを遠まわしにお医者さんに言われた時に頭のどこかで復活するんじゃないかと思ってたんだよね…生き残り力っょぃ
あとなんかクジ買お……。