ペクチン補充は腸内酸化還元電位の低下とともに組織化された抗生物質投与後の腸内細菌叢の再構成を促進する

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ペクチン補充は腸内酸化還元電位の低下とともに組織化された抗生物質投与後の腸内細菌叢の再構成を促進する

https://academic.oup.com/ismej/advance-article/doi/10.1093/ismejo/wrae101/7690738?login=false

徐栄英、倪豊、李秋家、王宏宇、李連、馮小波、蘇永、朱偉雲
ISMEジャーナル, wrae101, https://doi.org/10.1093/ismejo/wrae101
公開:2024年6月10日 記事履歴
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要旨
抗生物質誘発性腸内細菌異常症(AID)は宿主の健康にとって大きな課題であり、この腸内細菌異常症からの回復はしばしば遅く、不完全である。AIDは通常、酸化還元電位、腸内細菌負荷、好気性代謝の上昇によって特徴づけられる。我々の以前の研究では、ペクチン強化食は糞便の酸化還元電位を低下させ、腸内細菌叢を調節することができた。従って、ペクチン補給は腸内酸化還元電位を調節し、抗生物質投与後の腸内細菌叢の再構築を促進すると考えられる。本研究では、AIDラットを用いて、ペクチン補給が抗生物質投与後の腸内細菌叢の再構築に及ぼす影響を検討した。その結果、ペクチン補給は抗生物質投与後の腸内細菌叢の組成と機能の再構成を促進し、同化還元代謝の増強と異化酸化経路の弱体化をもたらした。これらの結果は、酸化還元電位の測定によって裏付けられ、ペクチンが抗生物質投与後のディスバイオシスからの回復を促進することが示唆された。ペクチン調整糞便微生物叢(P-FMT)の移植は、ペクチン補充と同様に、抗生物質によって上昇した酸化還元電位と腸内細菌負荷の減少を促進した。さらに、ペクチン補給とP-FMTは、抗生物質投与後のラットにおいて、主にLachnospiraceae由来の嫌気性細菌を強化し、微生物の還元代謝を促進した。これらの知見は、ペクチン補給が抗生物質投与後の腸内酸化還元電位の低下とともに組織化された腸内細菌叢の再構成を促進し、酸化還元電位に対するペクチンの効果は腸内細菌叢のリモデリングによって媒介されることを示唆した。

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