緑膿菌とカンジダ・アルビカンスの領域間相互作用は臨床転帰と抗菌薬反応に影響する

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第75巻 2023年10月 102368号
緑膿菌とカンジダ・アルビカンスの領域間相互作用は臨床転帰と抗菌薬反応に影響する

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1369527423001054

著者リンク オーバーレイパネルを開くLisa J Kahl 1, Nina Stremmel 1, M Alejandra Esparza-Mora 1, Rachel M Wheatley 2, R Craig MacLean 2, Markus Ralser 1 3 4
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概要
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https://doi.org/10.1016/j.mib.2023.102368
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細菌と酵母の病原体間の感染など、領域間の微生物群集が関与する感染症は治療が困難であり、患者の転帰を悪化させ、抗菌薬耐性の原因となる可能性がある。本総説では、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)と緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)という、人体、特に免疫不全患者において複数の感染ニッチを占める2つの病原体の共発生と共感染について述べる。病原体種間の相互作用は、微生物-宿主間の相互作用、抗菌薬の有効性、さらには感染転帰にまで影響を及ぼすため、適応した治療戦略が必要となる可能性がある。しかし、感染部位の内外における細菌と真菌の相互作用の分子的詳細については、十分に解明されていない。我々は、統合システム生物学的アプローチによって緑膿菌とアルビカンスの相互作用ネットワークを包括的に理解することが、このような多細菌感染症の非常にダイナミックで複雑な性質を捉え、免疫防御の再構築や抗菌薬治療効果の低下といった臨床的観察結果をより包括的に理解することにつながると主張している。

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論文に記載された研究に使用されたデータはない。

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