これまで乗ってきた車


これまで6台の車を乗り継ぎました。車と生活は強くつながってるのでそれぞれの車には思い出が紐付けられています。

初めての車はシビックで、3代目ワンダー・シビックってやつです。まだ貯えがなく全額借金で購入しました。初めての車なのでうれしくて、平日でも夜中、用もないのに首都高を周回してきたり。また、ある年、大雪が降って交通が麻痺した、その日の夜中に用もないのに表に出て、ガラガラの296を走ってきたり。今、考えればアンポンタンですね。
それがこうじて、筑波サーキットに通うようになりました。シートベルトは4点式、タイヤはアドバンHF-TypeDにして、膝を震わせながらコーナーに向かってアクセル踏んでました。
ある雨日、最終コーナーでコースアウト、そこにさらにもう一台、同じところでコースアウトしてきて、リアドアのガラスがきれいに飛び散りました。これで、終わり、廃車です。
うろ覚えですが3年で3万5千キロ走っていた気がします。
憤りや、反発心のあって、もう、本当に馬鹿なことしてたと思います。省みて正すことばかりです。

この頃、NAVIの「10年10万キロストーリー」を読んだ影響か、車は大事に長く乗らなければいけないと反省しました。

次はCR-Xで白の1.5i、小さくて軽い車体は二人には十分で、荷物をたくさん積み込んで北海道や東北のキャンプツアーに出かけました。楽しい思い出がたくさんあります。何やっても、どこ行っても、うまくいかないことばかりだったけど、それでも進んでいろんなことをやりたくて、しょうがない時代でした。
ある年の12月。季節外れの台風が作った水たまりにはまって水没。レッカー移動されて、前を持ち上げられた車内から大量の泥水が流れ出す様子を思い出します。
吸気口から水を吸い込んで、1気筒は死んだままで、修理して乗り続けたけど、1年半くらい経った頃、双子公園から山田橋に向かう坂道でアクセルを踏んでも回転が上がるばかりで、クラッチが滑っていました。これであきらめて、廃車にしました。
この車の時代が一番輝いていたような気がします。
7万キロは走っていました。

そして3台目はアコードワゴンです。
赤いステーションワゴンは大人の乗り物、柔らかい乗り心地は、腰が定まらないということもあったけど快適でした。30代後半から40代にかけての時期は退屈な時期でした。ある時、漠然としたむなしさを感じたりしました。
あの年の5月24日、雹に降られボコボコに。全板金、全塗装修理して乗り続けたけど、その年の7月30日、交差点で一時停止を無視した車の側面に向かって衝突。初エアバッグ経験、幸い物損ですみましたが、シャーシまでゆがみ、これも廃車です。
このとき、初救急搬送も経験しました。
走行距離は9万キロでした。

4台目はオデッセイです。
ある日、対向車が落とした太い塩ビのパイプでボンネット、フロントウインドウ、屋根が大きく傷つけられました。相手側が非を認めて、修理費用を全額負担してもらい修理をして乗っていました。
10万キロを過ぎた頃でしょうか、パワーハンドルからオイルが漏れ、排気ガス浄化の触媒も壊れてしまい、これも修理して乗り続けました。
ある朝乗ろうとしたら、前輪がパンクしていました、もちろん数万円かけて前輪2本を交換です。
次の年の三月下旬、そばを食べようと道路左側の駐車場に半分入ったところで左後方から追突され、またもや、廃車です。
このときも、警察に奨められて、救急搬送されました。
走行距離は16万キロでした。

いつもホンダだったのですが、ようやく脱却して5台目はレガシィ・ツーリングワゴン。
事故も故障もなく乗っていましたが、12万キロを過ぎた頃には、乗り心地にどうにも耐えられなくなり、ハンドルの表面もツルツル滑るようになりました。
それでも、なんとしても次のモデルチェンジまで乗るつもりだったので、ダンパーとハンドルを交換しました。
振り返ると待っていた”次のモデル”は現行型のレガシィですがB4はカタログ落ちしてしまい、かなわない夢を追っていました。
それで、交換した翌年の7月。交差点で対向車線の車と出会い頭の事故。エアバッグは開かず、衝撃もなかったので、修理して乗るつもりでした。
ところが、ディーラーとの打合せを重ねる度に、修理費の見積額が上がり、ずっと上がり、これでもかと言うほど上がり、乗り換えました。
もうこの頃になると、退屈だけどそれはそれでいいだと思えてきて、毎日が少しずつ楽になりました。
結局、13万キロでレガシィを廃車にしました。


そして6台目のレガシィB4
8月に車検があり、3年5万キロ乗りましたが快調です。
まだまだ乗るつもりです。
いまはもう、どうやって終わりを迎えるか、それが最大の関心事です。

そんなわけで、乗り換えの予定もないのに試乗しています。するとたいてい、車検のタイミングとか、買い換えの予定だとか聞かれるんですが、それが理由で乗り換えたことがありません。本当は20年20万キロ乗るつもりですがそういう実績も自信もなくて、いつもサバ読んで1,2年先だと答えます。すると、それでも営業の方のやる気が失せる様子が伝わってきます。

こうして、振り返ると車選びはその時々の時代背景や、生活環境と深く関わっていて、残り少なくなりましたがこれから、どんな車に乗れるのか楽しみです。


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