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2023年の真空ジェシカのお話


オタクの2023年の真空ジェシカの話

なんか前回のnoteがちょっと読まれたので嬉しくてまた書いちゃった。痛ファンなので

さてM-1グランプリ2023みなさんはいかがでしたか?
私は楽しすぎてまだ余韻が抜けきってないので毎日本当にウンチをしています。

それはさておき(横置きでもいい)
傲慢なオタクなのでM-1グランプリ2023真空ジェシカだけは真空ジェシカ自身と戦わせされていたと感じざるをえなくて少し苦しかったですね。
真空ジェシカだけは令和ロマンでもさや香でも他のどの漫才師でもなく、他者からの期待と自身の認知と戦っていた気がする。こんなに残酷なことはない(気がする)

私はSnowMan岩本のオタクを10年以上やってるんですけど、
2017年のEXシアターにてSixTONESとSnowManのツーマンライブがあって
そのライブ中にどうしてもSnowManとSixTONESで「アイドルとして」の力の差を感じてしまって

岩本照が今まで「ジャニーズJr.」として一生懸命にバックの仕事を全うしていたからこそ!
タッキーを引き立てることがあんなに上手なのに!ダンスも1番上手なのに!!
自分自身を輝かせるパフォーマンスが不得意になってしまっている!!
アイドルとしてSnowManとSixTONESでこんなにも差が開いてしまった!
こんな残酷なことがあって良いのかよ!と六本木で泣きじゃくったときと同じ気持ちです。

ちょっと違うか。かなり違うかも。
まあ残酷さで言ったら似たものがある。
まあこの名残があって私は未だにメインよりバックか端で踊る岩本が好きです。


2023年もたくさんライブに行かせていただきました。
そして大好きな真空ジェシカを茶の間でもたくさん見る機会が多くなりました。
冠番組も、なんか眼鏡屋のPRの仕事も色々ありましたね。ちなみに私が今使用しているメガネはPRで川北がつけてるモデルです。今年は100ステくらい行ってるんじゃないか?と思いましたが、真空ジェシカ目的で行ったライブは41ステでした。思ったより少ないのか多いのかで言ったら私は少ないと思ったけどまあそんなことはどうでもいい。

真空ジェシカが2023年、いやそれ以前からメディア露出も増え、M-1決勝の常連漫才師にもなり、ラヴィットで炎上するたび宗教的な人気(参照:https://note.com/nmrk2525/n/n17b91ef9f3eb)にも拍車がかかる。
たびたびTwitterのトレンドにもなって世間をお騒がせしたりすることで真空ジェシカってぶっ飛んでて面白い()という世論が昨年よりも大きくなった状態で、真空ジェシカのイメージがある程度ついた状態で今年のM-1に望んでる。
これは本当に素晴らしいことであり、真空ジェシカの活動の賜物であり功績でしかない。

しかしこの「頑張り」が真空ジェシカのファイナルラウンド進出を阻んだのではないだろうか(※当人たちがどう捉えてるかは置いといて、あくまで私個人の評価であることを忘れるな)


一生懸命に真空ジェシカをやってきて、それが評価されてるかどうかはさておき、「変な人たち」(=王道ではない人たちという意味)というイメージというキャラ設定を確立できている状態で挑んだ結果、そのせいで勝手に突飛なことを期待されて100点満点の漫才をしても勝手に裏切られなかったと感じられ、賞レースでの評価が上がりきらなかったのはなんて残酷なことだろうか。
もう今後はどうしても「そういう前提で」若干の色眼鏡をかけた状態でネタを見られてしまう。
奇抜なことへの期待と、それでいて視聴者を置いてけぼりにはしない親近感とが求められるようになってしまった。
審査員からの評価を聞いている限り、
真空ジェシカはM-1グランプリで求まられるものが「おもしろさ」だけではなくなってしまったのだ。
どれだけ賞レース用に、松本人志の言葉を借りるなら視聴者との「距離感」がちょうどいいネタを作っても、「真空ジェシカという色眼鏡」を外して評価してもらうことはもう難しいレベルで売れてしまっている。
これがヤーレンズとだったら何年経ってもしゃべくり漫才の「面白さ」だけが求められるため、何度でも、いくら売れても健全な状態挑むことができる(かもしれない)

真空ジェシカだけは審査員や民衆からの「期待値」が高いというより、変なのである。
期待値が高いだけなら昨年よりもクオリティの高い漫才を披露することに励むべきだが、真空ジェシカへの期待は、ちょうどいい距離感を保ちつつそれでいて最大限に奇抜なことをすること、といった期待値が健全ではなくなってしまっている。
真空ジェシカはもう今年で決められなかったらとどんどん厳しい評価になっていく気がしてならない。

でもそれもまたかっこいいんだよなあ涙涙(オタク特有の早口)

これは驕り高ぶりオタクの戯言ですが、
今年たくさん観てきたからこそ「今年も絶対に決勝に行けるだろうな」と強く信じながら応援していたし、たくさん観てきたからこそ今年は真空ジェシカが優勝する!と自身を持って言えるほどの自信もない。とも思っておりました。マジで何様?って感じなんですけど。

真空ジェシカって某吉本の芸人と比較して圧倒的にライブ数が少なすぎる中で、同じネタでも前回見た時よりも今回見た方が面白いと毎回思わせてくれるんですよね。たとえばそのときはやってるものを入れてたり、賞レース用に「距離感」(笑)縮めてたり、本人たちがどんな気持ちで変えてるのかは知るよしもないけど私はそれを見ていることが本当に楽しい。

真空ジェシカって、彼らまわりのお笑いコンテンツを享受すればするほど「あ!これ進研ゼミでやったやつ!」みたいな感覚を私たちオタクの脳にブチキメ混んでくるからたまらない。身内の楽しいオタク友達の感覚を一生提供してくれる。
それがたまらなくてどんどんラジオを聴きこんだり、他の賞レースを食い入るように見たり、ドンココで沸いたりする。

準々決勝は見にいくことができて、真空ジェシカの出番になるまで「勝てるのかなあ」と思って見てたんですけど
ネタを見終わったときにはそんな気持ちが全くなくなってて
やっぱり同じネタでも前回見たときよりも格段に面白くなっていて
あぁこのひとたちはとんでもない高みにまで行くんだろうなととても胸が熱くなりました。
真空ジェシカをはじめて見て好きになったときよりも、去年よりも、M-1グランプリ2023の日よりも、今が1番真空ジェシカのことが大好きで楽しい。

何度も言うけど、2023年は去年より真空ジェシカのコンテンツにたくさん触れることができて本当に楽しかった。
川北が楽しそうだと私も楽しいというところにまで洗脳されているので、川北が笑ってれば他が滑ってても本人が滑ってても全然楽しい気持ちになれる。


本音を言うと、まだまだM-1で真空ジェシカを見ていたいから優勝はしないでほしい。()
優勝して売れて遠くにいっちゃうのが嫌なんでしょって誰かに言われたけど、元々近くに居ないのに?(笑)とは思います。もっとたくさんの人を笑わせてね!とかそんな気持ちは湧かないけど、私がずっと真空ジェシカで笑っていられるように、2人が好きなように生きてお笑いを一生続けて欲しいですね。

これはめちゃくちゃに余談なんですけど
個人的に「会いに行く」って表現するオタクも演者もキモくて嫌なんですよね、「見に行く」だろ。
会ってないだろ見てるだけだろ(笑)思い上がるなよ(笑)

真空ジェシカはM-1に向いてないから出なくて良いみたいな意見もたまに見かけるがそれも皆目見当違いだと思う。
真空ジェシカは本当にわかりやすくわかりづらいネタをやってる(伝われ)し、笑うために知識や教養が必要なボケもあるが、賞レース用のネタのボケを1つずつ見ていくと、そこまで高度な知識は必要としていない。エンタメや日常、少し前のゲームの話など知らない人は知らないかもしれないが・・・というレベルではあるのではないだろうか。呪物コレクターはちょっと難しかったかも
たしかに大きな爆発こそないがずっと全てのボケが面白くて評価しやすい賞レースに向いてる漫才をしていると思う。
2024年は真空ジェシカの年ですよ(?)

またしても真空ジェシカについての個人的なオタクキモ1人語りしてしまいましたが、真空ジェシカは宗教。
いつか仏教とキリスト教に並ぶ可能性があることをご理解いただけたら幸いです。

本当に楽しい1年だった。
来年もたくさん楽しいことが起きてくれるといいですね。
いつも心に真空ジェシカ、まーちゃんごめんね


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