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木彫り教室に

 木彫り教室に通おうと思う。今回小説を書いたように私は昔からごくたまに創作活動をすることがありその度に思うのだが、作品として伝えたいことが1ミリもない。おそらく、どうにかそれらしく形にしたものをもしかしたらこういうようなことをこの創作物はテーマにしているのではと手直しして、そのように仕上げていく作業が好きなのだと思う。そういったわけで木彫り教室に通おうと思う。具体的に誰なのかは忘れたが、彫刻というのは彫ることによって石の本来の形を表出する作業のことを言うのだみたいなことを言っていたのを覚えている。石の本来の形は全然彫ってない状態だと思うが。ともかく、そういうわけで彫刻は私の好みっぽいなと前々から思っていたのでそろそろやってみるかと考えた次第だ。木彫り教室のホームページを見ると綺麗に丸く彫られた作品もあったりして、ただ没頭して球体を彫るのも楽しいかもしれない。帰りに100均に寄って何に使うか知らないけど一応置いてますみたいな木製の球体を見て機械の精密さにショックを受けるのもいいかもしれない。すかいらーくの鳥を100体彫って徐々に上手くなって完璧な100体目の鳥をメルカリで売って版権物なので怒られるのもいいかもしれない。ジャンプした勢いで木を彫ってもいいかもしれない。未来は無限大だ。

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