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クリスマスが来るぞ!!

 先月から楽しみにしていたことだがクリスマスがやってくる。未来は待ち構えているものではなく我々が進んだ先にあるものなわけだから、正確にはクリスマスが来るのではなくクリスマスに近く到達する。別にクリスマスだからといってなにか個人的な予定があるわけではないのでニンテンドースイッチのストアページを見るかドラゴンボールのことを思い出すか新しい漢方薬を検索するかぐらいしかしないと思うのだが、かといって街のイルミネーションを見ようという気にもならない。なんといっても街は恋人たちや家族のもので、彼ら彼女らからすれば冬は夜の季節というのもあいまってそんな冬の最大の催しは聖夜という名で、冬至よりも遠く深く澄んだ夜空に永遠と24時間が混在するまさに夢の中のような陶酔であるからして、私がそこにワイングラスを持って近づけば誰かの大事な人の白いダウンにシミを作り許されその寛容さに耐えられなくなるだろう。クリスマスはカップルの奴らが羨ましいぜえと言いたい感覚が相当古くてダサいことはわかっているがそう感じるのはお前がお前だからだろうが。自虐『ネタ』とか言いやがって。聖夜をもじって性夜と呼ぶネットミームがあるが、くだらなくしょうもなく楽しくもない命名ではあるもののでも私は名付けたお前に、煤で汚れたその身体に毛布をかけてあげたいよ。そんな奴はもともといないしいるとすればいないほうがよいなんて時代はもうたくさんだ。だから私は今イルミネーションを見る気になってきた。イルミネーションを目にすると高揚と寂しさと切なさが6対2対2でプフのモラウに対する見立てとまた違う戦士の感情図を描くわけだが、きっとこういう気持ちにさせるものこそが誰かにとっての何かであって、そういうものを意識的にしろ無意識的にしろ人生に散りばめてゆくことが生きるということなのではとも思うが、そんなことないとも思う。

 今日の昼にTポイントカード?だかの会社?から電話?がきて、無料?なのでファイナンシャルプランナー?と話をして将来のこと?(一番大きい『?』)を考えてみませんかと言われ、冬って空気澄んでるよなと思いながらOKと伝え、後日喫茶店で話すことになった。煙草の吸える喫茶店を指定した。ファイナンシャルプランナーの目の前で煙草を吸うつもりだ。何か起これと思ってすることがファイナンシャルプランナーとの会話というのも自分ごとながら寒いが、とてつもない月額のなにかを契約させようとしてきたらすぐ走って帰りますと伝えてあるので、生活に疾走感を得るためできれば契約を持ちかけられたい。

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