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アニメーションのストーリーアイデア出し


3Dアニメーションの演技のショットで大変なのがストーリーアイデア出し。
ユニークでパーソナルなものが良いと言われますが、中々思いつくのが難しい・・・
ということで3Dアニメーションのアイデア出しの手助けになりそうな手法を簡単にまとめました。各方式の名前は僕が勝手につけました。


掛け算方式

Sony Picture Imageworksでアニメーターをされている若杉さんに教わった方法。

「アニメーションのアイデアは掛け算」

2つのアイデアがあって、それぞれはごく普通のアイデアでも2つを組み合わせることによって誰も見たことがないアイデアに昇華する。

でも掛け合わせるアイデアの引き出しがない・・という場合
「ランダム単語ガチャ」というものを見つけました。

これで出た2つないし、3つの単語をきっかけにユニークなストーリーが思いつくかも

僕が試しにガチャをしてみて「お!」と思ったのが
「座布団」「ぶっつけ本番」のふたつ
新米落語家が練習なしで本番に挑んで・・・みたいなストーリーが思いつきましたね(笑)


変化方式

掛け算方式と似ていますが「出来事」「物」などそれ単体では普通のアイデアに対して変化を加えることでユニークなものにする方法です。

コボちゃんの作者が普段アイデアを出すときのチェックリスト

連想方式

これまた人からの受け売りですが、ストーリーボードの練習として
1枚の写真から続きの5枚のストーリーを書く「ネクスト5」というトレーニングがあるそうです。

ここから着想を得て考えたのが、
自分のアルバムや写真フォルダから良さそうな1枚を選んで、続きのストーリーを考えたり、当時のことを思い出してアイデアの着想にすることでストーリーを考える方法。

これにより設定やキャラクターも既に決まってるし、何よりパーソナルなアイデアになりやすい!


番外編

ダイアログショットを探すときは、
映画の「未公開シーン」から持ってくると有名作品であっても他と被らない!
意外と穴場!

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