今日も勝ったからいいか

28日のヤクルト戦、極度の打撃不振の阪神佐藤輝が先発メンバーから外れ代りの6番3塁には糸原が起用された。この試合ヤクルトは小沢が先発、2回阪神は無死大山が左前安打、ノイジーも左前安打、1、3塁でその糸原に最初の打順が回り、1球目ボール、2、3球直球のストライクを見送り1-2の後の4球目、低めボールのフォークをバットの先で拾い中前にヒット、3塁から大山を返した。

 先取点をたたき出したこの打席、ラジオ解説の関本賢太郎氏は「代打と同じ打ち方で打ったヒット」と解説した。

 阪神は才木が先発。先発陣では一番調子が良いといわれているが、4回無死村上を2-2後歩かせた。続くサンタナの低目の直球を左翼フェンス直撃の2塁打で同点、5回も1死後丸山和、オスナの連続安打で1、2塁。村上右飛で2死の後サンタナが3塁糸原の正面にライナー、佐藤より12cm低い1m75の糸原がジャンプしたがグラブの先をかすめ外野に抜け2塁からオスナがホームイン、山田が左前安打で続きこの回2点、3-1とした。才木の球にいつもの威力が無かった。

 その裏阪神無死近本が左翼線にライナー、ヤクルト左翼サンタナ、飛び込んで取ろうとしたが後逸、近本は一挙3塁に進んだ。記録は3塁打。阪神中野が中犠飛、1点差にした。6回から両軍中継ぎが登場。阪神加治屋は6回3人、7回無死丸山が四球で出たがオスナの時2盗失敗、その後2者凡退。

 ヤクルトは6回の木澤。2死後梅野に左前安打されたが小幡を三振。12球で仕事を終えたのにこの回で交代7回は大西。阪神は無死代打前川が中前安打したが近本遊ゴロ併殺。ところが大西、この後中野、森下に連続安打され1、2塁。続く大山、2球目直球に詰まって遊撃後方のフライだったが、これが右翼から左翼に吹く風にあおられ遊撃の頭を越え、左翼サンタナが前進、最後はスライディングしたが取れず後ろにそらし中野に続き1塁から森下も帰り2点、5-4と逆転した。

 阪神後はダブルストッパーの出番。ひところは連日。ここ10日ほどは減っているがこの日はゲラ、岩崎に順番を代え連投。

 ゲラが3人で抑えた8回裏阪神は糸原の3本目のヒットで2死2塁。そこで佐藤代打となったが2球力無いスイングで三振。岩崎が9回を抑え風がくれた試合をしっかりとものにしたが佐藤は当分ベンチは仕方ないな。

令和6年4月29日

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