最後勝ったからええか

今年阪神は5月7日から5週連続で火曜日に負けている。火曜日の先発を任されてきた村上はその都度負け投手になった。日程担当者が阪神に意地悪をしたなんて考えられないが、雨で中止になり残っていた日本ハム戦が行われた18日は火曜日、阪神は村上が先発、いつも以上の慎重な投球で5回まで2安打、0に抑えたが交流戦打撃不振から抜け出られない阪神はこの試合がプロ入り初先発の日本ハム細野に4回まで1安打に抑えられた。

 それが5回無死前川が四球、森下の時暴投、前川2進、森下の中前安打で1、3塁。梅野が1球目をセーフティスクイズ、捕手の前に落ちたのに3塁走者前川は本塁に走り3本間でアウトになった。ところが阪神の得点機、8番小幡が四球、満塁になった事で再燃。

 細野は降板、日本ハムは故障で出遅れこの日今季初のベンチに入った宮西。阪神村上の代打原口は右飛に倒れたが、近本が1-1後の3球目を中前に打ち1点を先取した。村上に代打を送った事で6回から石井。この石井、またぎの7回1死後万波に中前安打。阪神は左の水野に桐敷。日本ハム犠打で2塁に送り代打清宮。

 桐敷の1球目は内角に入るカーブ、これを清宮右前安打、同点にした。その後阪神は8回は桐敷またぎ、9回は岩崎。日本ハムは杉浦、マーフィの継投で延長戦。10回は阪神漆原、日本ハムは田中正。11回阪神は島本が0に抑え、その裏日本ハムは矢沢。阪神先頭佐藤中飛の後代打豊田が中前安打、森下のゴロが遊劇水野の前で跳ね,水野の捕球できず1、3塁。

 阪神打席は5回試合が成立した事でプロ入り1,000試合出場の表彰を受けた梅野、2球ボールの後の矢澤の3球目がワンバウンド、捕手の田宮は止められず暴投になり3塁走者の代走植田が帰り決勝点。サヨナラ勝ちで交流戦最後は連勝。7勝11敗は四つ負け越しだが岡田監督は「今のチーム状況で良くしのいだ」と胸の内を明かした。

 3日後の21日からDeNA戦で公式戦再開、その前に火曜日の呪いも消せた。ところでこの日甲子園には昼前まで強い雨が降りこの間グランドをシートで覆っていた。天気が回復したあと取り整備して試合を行ったがグランドを良く知る人の話ではシートを外した後のグランドは固くボールの処理が難しいといわれる。11回日本ハムの命取りになった二つのプレーはそれが原因していたと言えなくもなかった。

令和6年6月19日

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