近本が問題

ここまで来たら慢性的と言える阪神の打撃不振、それを何とかしようと打順の変更は毎日行われサヨナラ勝ちした翌日の22日もDeNAの先発が左の東とあって左の佐藤輝、前川に21日の試合ヒットの無かった森下もベンチ、代わりに右のノイジー、渡邉諒、豊田が先発メンバーに入った。

 その中心前日1軍復帰を2安打で飾った4番大山が2回無死DeNA先発東の1-2後の4球目、高目に来たチェンジアップを左翼席に打ち込み1点を先取した。5月3日の巨人戦で2、3号を連発して以来の一発にスタンドの意気は上がったが、後、前記の渡邉左飛、豊田遊ゴロ。

 阪神は伊藤将が先発。1点リードの3回1死後打力の良い東に1-2後の4球目を3塁正面にゴロ、これを佐藤に代わり先発3塁に入っていた渡邉がトンネル、東は1塁に出た。渡邉は1回1死後度会のゴロもファンブル、1塁にいかしている。DeNAはこの後関根が右前安打して1、2塁。度会左飛の後オースティンが伊藤の1球目高目のスライダーを左翼席に3ラン、あっさり逆転した。

 阪神ファンで埋まる左翼席、オースティンのホームランボールなんかいらないと間髪入れずにグランド投げ返した。

 阪神は4回無死中野が右前安打、ノイジーの1、2塁間のゴロをDeNAの1塁オースティンがファンブル、1、2塁、大山が3-2後の6球目、高目の変化球を左前に打ち返し1点差にしたが渡邉3ゴロ、豊田2ゴロ併殺。5回も1死後小幡が中前安打、伊藤の犠打で2進したが近本3回の2打席目に続き2-2後空振りの三振。

 2点が得点の限界の阪神。これに対しDeNA、6回牧2塁打の後佐野右前安打で1点追加。阪神は7回から伊藤に代え島本、1死後度会に右中間2塁打、浜地に代えたがオースティンに1球目を中前に打たれ5点目。2点が限界のチーム、7、8回は東に各3人。9回も森原に3人におさえられた。

 打順変更がまたも徒労に終わった岡田監督に傷跡に唐辛子をぬるようだが急場しのぎをさせた近本が自分を見失っている。なんとかしなればならないのはそちらだろう。この試合も4打数3空振り三振。こんな近本初めて見た。

令和6年6月23日

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