巨人の新外国人選手に不気味感

17日付のスポーツ新聞で懐かしい名前をみた。今年巨人にメジャー通算178本塁打のオドーアという選手が入団、16日那覇市での巨人2次キャンプに合流した。オドーア、来日時は鼻の下、あごの周りにひげを蓄えていたが、沖縄に来るに当たりひげはすっぽりそり、前髪を三角形に残して残りをそり、後頭部の髪を残す奇抜なものに代えそれを新聞は逆大五郎カットとかいていた。

 もうずいぶん前の話になるがテレビで「子連れ狼」という時代劇が人気を博した。原作は小池一夫で公儀介錯人拝一刀が主役でその拝家が柳生烈堂の陰謀で取り壊し浪人になり、一刀は幼い息子大五郎を乳母車に乗せ復讐のたびにでる、というストーリーでその大五郎の髪形が前髪を三角形に残したもので大五郎カットと言われ話題を呼んだ。

 後頭部の髪を残したオドーアの髪形は逆で逆大五郎カットと命名されたが、本人は「髭はチームの決まり事だから従うしかない。髪形は気分転換。娘にこわがられた」と笑った。

 外国人選手といえば今年阪神から巨人に移籍したケラーも巨人に入団が決まると阪神では伸ばしていた髭をそった。ケラーは阪神2年目の昨年8月に家庭の事情といって帰国、そのままうやむやのうちに退団、その後手のひらを返したような振る舞いのあと巨人に入った。阪神も顔じゅうの無精ひげにはいい顔をしていない。

 ところで2次キャンプ合流後、室内練習場で打撃練習したオドーア、快音を連発した。ベネズエラの大砲、「15日来日で疲れてますけどジャイアンツに来られて興奮している。とてもいい練習が出来た」とはなした。

 ケラーはすでに来日している。阪神では1年目は冴えなかったがコーチにフォークを教えられてから面目一新、昨年は抑えに活路をみいだしていた。髭なしで気分一新してであろう二人に不気味感がある。

令和6年2月18日

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