遥人復活
阪神に入団以来、故障続きで手術の回数も数えきれない髙橋遥人がこの22日、支配下選手に戻り二日後の24日、甲子園球場での練習で26日からの公式戦再開に備える大山、佐藤輝、木浪らを相手のシート打撃に登板、10人に34球なげた。
支配下に戻り背番号は前の29に戻っているが新し番号のユニホームが間に合わず背中の番号は育成時の129。最速は147km、スライダー、カットボール、ツーシームと持ち球はみな披露した。直球では打者がつまりファールを打ち上げる場面も目立ち佐藤と原口は外野フライに打ち取った。被安打は4。
「緊張したけどマウンドに上がってからはそんな事はなかった。すごい悪いボールを投げた感じじゃない。その意味では今の自分は出せたと思う」と言いながらも渡邉諒に打たれた本塁打を悔しがった。渡邉は昨年日本ハムから阪神に移籍してきたがプロ入りは14年で同期。直球を豪快に左翼席に打ち込まれた。
「高校の時(髙橋は常盤学園橘高、渡邉は東海大甲府高)良く打たれた。また打たれたという感じ。前でしっかりとらえられたところは真っすぐはまだまだかな」と反省材料にした。
見守った平田ヘッドコーチは「いい時を知っているからね。順調に来ていると思う」と見通した。髙橋はこんな経過で復活、また故障で挫折を繰り返した。あれはもう御免、直球の威力、制球も抜群のものを持っている。今度こそ期待に応えて欲しい。
令和6年7月26日
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?