天国と地獄

38年ぶりに日本一に輝いた阪神、昇給、昇給で8日、今季遊撃を守り、127試合に出場、打率2割6分7厘、ベスト9、ゴールデングラブ受賞の木浪が「活躍したら買うと決めていたので」という高級時計を身に着け、契約更改に臨み5,000万円増の7,100万円でサインした。

 昨年オフ、新任の岡田監督に「来年はショートで勝負しろ」と言われた。5年前入団した時はそこを守り、113試合に出場、打率2割6分2厘だった。2年目も同じところを守ると思っていたが新入団の中野にとって代われら2塁に回りそれから転落の一途で昨年は1軍は42試合、後半戦は2軍に落ちたままっだ。

 そんな木浪に「来年はショートで勝負しろ」は天の啓示だったが吉と出た今だから言えることで言われた木浪が「すごく覚悟を持った1年だった」というのは分かる。その結果強い覚悟が生まれた。あの一言に尽きない感謝だが木浪が感謝の人はもう二人いて愛妻と子供。褒美は自分だけでなく辛い時支えてくれた二人にも欲しい物があれば買ってあげたいという。

 それもこれも監督の一言が始まりだがそれが待っても待っても来なかったのが昨年2塁、3塁で132試合に出た糸原だ。年が明けてキャンプ。そこで否応無しに決められたのが左の代打。切り札はまわリがつけた。監督が絶対。嫌なら辞めるしかないがプロ野球。屈辱に耐え。歯を食いしばって頑張ったが69試合に出て72打数17安打、打率2割3分6厘。

 木浪が5,000万円増でサインした同じ7日来季の規約更改。1,000万円減の7,000万円。「不貞腐れず、全力疾走をしっかり見せて手本になるような選手になりたい」来季の目標は出場試合を69試合から増やし、レギュラー奪取だ。

令和5年12月9日

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