西武ありがとう

楽天に3連敗、勝率が5割に落ちた阪神、7日の西武戦、恥を捨てて2軍でやり直しをさせていた佐藤輝を予定を早めベンチに戻した、試合前の円陣に岡田監督が加わり「今日から新たなスタート」とナインに心機一転を促し、5月14日以来復帰の佐藤には起爆剤を期待した。

 その佐藤に2回無死最初の打席。西武は今季初先発の与座。2-1後直球が真ん中に高めに来てそれを上から叩き中前に安打。後渡邉諒が0-2後3球目バット先に当たった打球が中前に落ち1、2塁。坂本の犠打で2、3塁に進み、木浪2球目を1塁正面に強いゴロ、西武の1塁中村がはじき、3塁から佐藤が帰った。

 なお3塁に走者が残ったが伊藤将3ゴロ。まとめて点が取れないのは相手が代わっても同じで3回、前川四球、森下中前安打、近本四球で1死満塁としたが佐藤遊撃インフィールドフライ、渡邉中飛。4回無死坂本が左前安打、後犠打で2塁に進み、前川の左前タイムリーで坂本が帰ったが後森下右飛でこの回も1点どまり。

 その上5回、佐藤より前に2軍に落ちこの試合26日ぶりに先発復帰、4回まで西武を1安打に抑えていた伊藤が2死後西川四球。古賀に右前安打、与座の代打長谷川に左前安打2塁走者が帰り1点で1-2の後源田が3遊間にゴロ。抜けていたら2塁走者がホームイン、同点だったが阪神の遊撃木浪が内野安打に止め同点はふせいだ。

 綱渡りの阪神が愁眉を開いたのは6回でこの回から西武は3人目田村。阪神は無死木浪が左前安打、犠打で2進。中野の2ゴロを西武の2塁山野辺ファンブルして1、3塁。前川四球で満塁。森下の1ゴロで3塁走者が帰り3-1になった後近本が1塁線を破る3塁打。4番に入ってから18打席ぶりに記録した打点2で5-1。

 チームの得点合計が5点に達したのは5月19日のヤクルト戦以来15試合ぶり。その間4勝9敗。7つあった貯金が底をつき、試合前に出直し宣言する羽目になったが4点リードしたラ阪神安泰。7回伊藤先頭山野辺の打球を右ひざに受けたが代わらずこの回を投げ終わり8回桐敷、9回漆原、岩崎を使わず連敗を3でストップした。

 相手に恵まれたのも確か。ところで戻ってきた佐藤、2安打したが走者がいた打席は遊飛、2ゴロだった。

令和6年6月8日

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