ダメだしは誰でもできる
姿勢が悪いなぁ
アナタは姿勢いい方ですか?姿勢が悪い方ですか?
どちらも本来は自分で気づきにくいものなので、人から言われて気づくことが多いものだと思います。
いい姿勢の定義をちゃんと知らなくても、猫背で頭が前に出ていたり、腰が反っていたり、見た目でわかりやすい姿勢の崩れは誰でも「いい姿勢」「悪い姿勢」を容易く判定出来ます。
人に言われて「私って猫背にゃの」なーんて可愛く言っても、自分で自覚があるわけでなく、人からそう言われたから。
姿勢が悪いよなんて、誰でも簡単に言えること。
私って姿勢が悪いのよね~と素直に受け入れても、変えようとする人は少ないのかなと感じます。
姿勢を整えてみても
姿勢が悪いのは人から言われるし、ビルのウインドウに映る姿をみて、ちょっと気にすることはあっても、とりあえず日常生活には大きな不都合が無いから根本解決とようとは思われないのかなと。
背中をまっすぐに伸ばしてみよう、姿勢よくしてみようと思って、なんとなく出来た気がしても、根本的な改善にはつながらないし、気づかないうちにじわじわと姿勢が崩れていくので、身近な高齢の方と同じようになっていくのかな。
姿勢ちょっと整えてみても、実は本当には整ってないんです。
一見すると整ったように見える。
猫背の人が胸を張ったら良くなったように見えた。
姿勢が悪いよと言っていた人も、その姿勢を見て「そうそう良くなったよ~」って言う。
見た目ですものね。
ここまでは誰にでも出来ることです。
そして姿勢を整えた瞬間やひと時は良く見えていた姿勢も、すぐに元に戻ってしまうから、また姿勢が悪いよと言ってくれるか、姿勢が悪いのが普通だったらそれすらも言ってくれなくなります。
悲しいのはちょっと整えた姿勢も直ぐに元に戻ること。
だからみんな諦めちゃうんですよね~きっと。
どこを、どうしたら、よくなるかが知りたい!
実はこれが私の運動指導の原点なんです。
私がまだ健康のためにトレーニングを始めたころ。レッスンを受けた時にインストラクターさんの言葉を再現出来なくて。
再現できなかったことはこんなこと。
・姿勢をまっすぐにして
・○○を伸ばして
他にもありましたが、姿勢が悪いからまっすぐにしなさい、ここを伸ばしなさいということなんですけれどね。
どうしたら姿勢をまっすぐに出来るのか、どうしたら○○が伸びるのかがわからなかったんです。
もしかして質問に行ったら教えてくれたかもしれない。
あるインストラクターは感覚の人だったから、まっすぐって言ったらまっすぐなんて言われてたかも。
シャイなんでね。なかなか質問できなかったし、ファンの人たちから睨まれそうでしたものね。
なのでインストラクターの養成コースに誘われたときに、インストラクターになりたくてじゃなくて、どうすればそうなるかを知りたくて受講したんです。
養成コースに行っても指導することの方がメインで、講義も実技と繋がらない内容で暗記する感じでした。
養成コースに行っても解決しなくて、その後いろんなセミナーや資格を取る中で学んだり、学んだことを自分で体験しながら実技と理論がようやく繋がって現在の指導に活きています。
出来ていないを出来るに変える
出来ていないの指摘は誰でも出来るけれど、出来ていないを出来るように指導するのはやっぱりプロです。
今はこうすると出来るようになるという情報は、沢山見かけるようになりました。
だからやり方を知っている人も多いです。
それでもなかなか出来ないのは、ちゃんと根本原因を解決する手順を追ってやらないからだと思います。
ある程度タイプは分かれるけれど、人によって根本原因は違いますしね。
解決したければ専門家に依頼する
例えば姿勢をまっすぐにしたいなら。
まずは今の姿勢がどのくらい、まっすぐからズレているのかを知ることが大切です。
これは写真を撮れば見ることが出来るので、自分でもチェック出来ますよね。写真は前から、横から、後ろからが必要です。
次に姿勢の崩れの原因を見つけます。
どこに問題があるから崩れているのかが分かれば、原因を解決する方法がわかります。
そして原因を解決する方法を毎日、または何かのたびに意識してということを行います。
それがストレッチなのか、筋トレなのか、日々の環境なのかが、パーソナルセッションの時メニューになります。
アナタが自分で判断して出来るのであれば、ご自身でやればいいし、自分では難しいなと思えば専門家に依頼するのが一番です。
専門家に頼んだからと言って一生見てもらうわけではありません。
例えば姿勢がよくなれば、姿勢だけでなくて、内臓の働きとか、着るものとか、体の不都合だとか、いろんなところに影響が出ますよね。
専門家に頼んでよかったって思われんじゃないかなぁ。
ダメ出しは誰にでも出来るけれど、ダメなところを良くしようと思ったら、迷わず専門家に依頼してくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?