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【日記】さよなら2023年(4,641字)

2023年大晦日。毎年の如くこのタイトルで記事を書く。

過去のブログ時代から含めるとおそらくもう10年以上、このタイトルで書いている。ここまでくるともうやめられない。意地だ。コンコルド効果はこのケースには当てはまらないだろうから維持しても良いだろう。

ということで、この時くらいしか読み返さない昨年の記事を読んでみた。

どうやら、昨年は自分にとってはイマイチな一年だったようだ。それは前回のエントリでも触れたとおり、なんとなくそうだったんだろうなぁということは想像がつく。

ここからいろいろと書いていくが、昨年と比較すると非常に良い状態で今を迎えているし、総括的にも新しいことに挑戦できた一年だったように思う。

なんだかんだ巻き込まれる変化よりも自ら起こす変化の方が良い状態に繋がりやすいのかもしれない。ありきたりっぽいがこれは大きな学習である。Twitterの使い方を変えたのも個人的には結構大きい。

そんなことに触れるか触れないかわからないけど、気の向くままに書いていく予定。おそらく途中で力尽きるので、端折るとは思いますが。

【記録系】
まずは、毎年つけている記録の類をレビュー。

○読書


今年は27冊。去年は30冊(その前は38冊→58冊)だったので減少傾向が続く。

その中でも良かったのはこの辺り。

小説もビジネスも読みたいものが多すぎるけどあまり読めていない。トレードオフなので仕方ない。

傲慢と善良、流浪の月、52ヘルツのクジラたちが個人的には良かった。それぞれ感想文を書きたくなるようなそんな作品たち。

読んで終わりではあまりにももったいなくて、自分が感じたことを外に出して残しておきたくなる衝動。それが必ずしも簡単な感情ではないからこそ挑戦してみたくなる。小説を読んだ後の行動変容。そういう意味では共鳴を生む作品群。

あとは、村上春樹の新作がやっぱり自分にとっては大きかった。彼の新作を読める喜び。

もはや信者のような発言だけど、純粋にそう思う。カフカと1Q84をそろそろ読み返したいと思いきや、あまり読めていない数年を過ごしているので来年こそは。

ビジネス関係は仕事に直結するようなものが多かったかな。中原先生の方はさすが。話し合いの作法とサーベイフィードバックが刺さりまくった

こちらも積読が多くなってきたので消化したい。そんなこんなで今は「ストーリーとしての競争戦略」を読んでいる。年内に読み終わりたかったけど、全然無理だった。おそらく新年一発目になりそうな予感。

来年もたくさんの本を読んで、いろんなことを考えて、いろんな新しい知識を蓄えていたいと思う。良い本との出会いが何よりも素晴らしく、本との出会いは人との出会いなのだと思う。空間も時も越えることができる。それが読書。

○ランニング


今年は757.6km。昨年は420.02km、その前は499.63kmだったので、かなり距離が伸びた。

2月に京都マラソンを走って、惜しくも自己ベスト更新も逃した。雨の中いいペースで走れたが最後に足が攣りかなりペースダウン。それでもやっぱり楽しい。辛いけど嫌だけど走ることは僕にとってとても大切なものなのだと実感する。

走り終わった時にはもう一度挑戦したいと思えている。この挑戦したい、という気持ちを持てるだけで、僕にとってランニングは充分に意味がある

距離が伸びた要因は、5月ごろから週一で帰宅ランニングを始めたことによる。これがめちゃくちゃ良かった。会社で着替えて、荷物をリュックにしまって、約10キロのランニング。平日の仕事終わりにこれができるのが気持ち良すぎてたまらない。結果的に選択肢が土日に限定されていた状態から平日にも広がりを見せて選択肢が増えた。

昨日も走り納めで35キロ走ったし、来年も京都マラソンに参加決定。そしてその一週間後に大阪マラソン。大阪はかなり久しぶりに当選。めちゃくちゃ楽しみである。2週連続というのが怪しいところだけれど、サブ4達成を目指して今年も走る。

ペガサス38がそろそろ1000キロをこえるので、正月には新しいランニングシューズを新調予定。今のところ、オンのクラウドモンスターの予定。

○その他


ちょうど昨年のこのエントリにも書いていたけど、今年晴れた気持ちで入れるのは社外へ自ら出ていったことにらよる影響が大きい。

4月、いや、5月かな。上半期に自腹を叩いて壺中人事塾に参加。3ヶ月のプログラムが今年の自分の全てを形作ったと言ってもいいと思う。それくらい意味と価値のある投資だった。

学びは語りだすと止まらなくなりそうなので、簡単に。あくまでも簡単に書きます。

まずは、10年くらいJTCにいる自分の視野が狭くなり過ぎていることに気づいた。いや、分かってはいたのだが、体験して、経験するのとはやはり違ってくる。

人事で働くというと、自分の中ではどうも名前の知っている企業で働くことをイメージしがちだし。普段から情報交換するような人たちもそういう人たちばかりなので、その世界しか見なくなっていたと言っても良い。

それがこの場では、逆に自分がマイノリティで多数の人はベンチャー勤務、大手からベンチャー組が多かったような印象を受けた。素性を明かさずに参加するのであくまでもそのような印象、という意味でだが。

もちろん、参加しているのは個人なので、どこの会社で働いていようが、本当は能力には関係ないはずである。ただ、どうもこれまでそういった目で見ていた自分にも気づいた。

トヨタで働いていると聞くと、なんだがすごい人、みたいなイメージを抱く、ような。まあ、それも間違いではないんだろうけど、今後の自分のキャリアを考えた時に実にいろんな選択肢があるんだなぁということを知ることができた。

髪型だって、服装だって、働き方だって自由で、そんな選択肢が人事パーソンにあるとは思っていなかったのだ.まさに盲目状態の自分に気付けた。これが一番大きい。

あとは、対話について深く学ぶきっかけになったこと。グループコーチングのようなもの良さを知ったこと。自分でもそういう機会を作ろうと思えたこと。この辺りが非常に自分にとっては大きかったし、その後の行動においても、この辺りが起点になったことが多い。

一方で英語については、昨年の今頃の勢いはなく、途中で完全に火が消えた。そこから再燃することもなく、オンライン英会話に毎月月謝だけを払っているような状態である。来年こそは!と思っているうちにはまだやらないのだろう。ただ、英語が話せるとできることが増えるのはより理解できたようには思う。ただ、思っているだけで、やりたいかどうかはまた別問題。どこかでそういうきっかけが来るのかもしれない。

【仕事】


仕事は比較的順調だったように思う、自己評価。3月のドイツ出張までは、割とヘビーな印象が強かったが、4月以降はそれなりに気持ちも持ち直し、新しいメンバーも加わったり、新しい業務をアサインされたり、新しい領域の業務を開発したりと、何かと変化のある一年だったと思うが、その変化を楽しんで受け入れて、アウトプットに変換できていたように感じる。

まずは、チームリーダーとしては、昨年の組織発足時に比べて、格段に良くなった。関係性の質が目に見えて向上したように感じるし、実際に周囲からもそのような話を聞く。要は、自分たちだけがそう思っているわけではなく、周囲の評価としても、良くなっているということだ。

その要因の全てを自分に求めるわけではないけれど、普段は一ミリもそんなことは言わないので、この場では自慢をしておこうと思う。

対話の場を設ける。対話の説明をする。普段からチェックインとチェックアウトを真面目にやる。お互いのことを知りあう場を設ける。真面目な雑談の場を設定する。その意図を毎回伝える。こういった取り組みの成果が出てきたように思うし、何よりも、自分というキャラクターが理解されて、受け入れられたのだと思う

そのためには、メンバーが自分のことをどう思うかよりも、メンバー以外の職場の人が自分のことをどう思うかを意識して、発信なり、影響を与えていくことが意外と重要なポイントかな、と思った。メンバーではなく、それ以外のところでの発信を増やして、逆に印象のFBを戻すようなイメージ。

あとは、なんだかんだでうまく演じ切ること。ありのままが素晴らしいのはそうだと思うけど、そうはいっても、うまく相手を動かすためには(動いてもらうためには)、何かをナッジが必要だと思う。これがまた嵌ったし、これはおそらくたまたまなんだろうけど、結果として、自分の言動から、共鳴を生むことに繋がった事例も多かった(ように思っている)

来年はおそらく新組織で新しいことをやるのだと思う。そこのリーダーになると思うのだけれど、そうであっても、そうでなくても、自分らしさを全面に出していきたい。面白くなければ意味がないと思っているし、だからこそ、今の場所にいるのだと思う。面白くなくなれば、違うところに行けばいい。それを覚悟がないという人たちもいるんだろうけど、そういう意味での覚悟は大してないのだろう。でも、結果的に自分が面白く働けていることが貢献量も多いと思っているので、自分はそのように振舞うだけである。

【生活・その他】


35歳で迎える大晦日。2024年は36歳。辰年なので、年男。

30代もいよいよ後半である。20代を終えたときのような教訓がこの30代でも引き出せるかどうかを考えているが、まだその境地には至っていない。どうしても会社や仕事というものが自分の人生において、今は中心に据えているがこの部分をどう捉え、どのように変えていくか。

兼ねてより飽き性なので、同じところに留まるにせよ、何かしらの変化がないとつまらなさを感じる傾向が強い。若いうちは誰かが用意してくれるそれがあったが、今となってはそれがもう少ない。自分で機会を創っていく必要がある。そういう意味では、会社以外の関係を構築することにも視野を向ける機会にしたい。今年がその先駆けであったように。

このnoteもそうだし、インターネットにおける発信は増やしていきたい。何がどうなって繋がっていくかはわからないので、アーカイブとして、自分の記録をこの海に残しておきたいという欲が強い。

副業もそろそろ2年くらい言い続けているが何もやっていないので、手を出し始めたいところ。学習したい物事は、資格っぽいことでいうと、英語、コーチング、この辺り。

本も読みたいし、ランニングもしたいし、文章も書きたい。アーティストのライブにも行きたいし、美術館にも行きたい。舞台も見に行きたいし、オーケストラも浴びたい。雰囲気の良い喫茶店で読書したいし、好きな服を着て出かけたい。そして。好きな服とかスニーカーを買いに行きたい。そして、年に数回は東京に行きたい。

そう自分には、やりたいことがたくさんあるのだ。上記に留まらない。もちろん家族とも過ごしたいし、いろんな思い出を作りたい。うん、やっぱりまだまだこれからだな、と再認識。

時に、義務感で何かをやり始めたり、継続したりすることはあるが、楽しむことが第一だろう。楽しむ過程で、誰かに必要とされていき、自分も誰かを必要としていく、この過程にこそ、幸せは詰まっているような気がしている。これが僕の持論であって、人生の目標。

そんなことに近づける2024年であれ。

さよなら、2023年。

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