1試合100球制限は意味があるのか

昨日もNPBを見ていて気になったのは、というか、ブツクサと毒を吐きたくなるのはどの球団もだいたい100球すぎると先発を降ろしてしまうこと。これだと、下手したら6回から継投に入るので、4人の投手が必要となるし、楽天のような球団は複数人の投手に肩をつくらせたりもするので、中継ぎ投手が自然摩耗していくこととなる。ここら辺のマネジメントが上手いのはロッテ、オリックス、ヤクルトだったりするけど、とはいうものの、ロッテも毎年活躍している中継ぎ投手が思いつかないし、これがマネジメント・仕組みの問題なのか選手の資質の問題なのかはよく分からない。
MLBだと、登録枠が少ないので先発ローテに5人しか置けず、ほぼ毎日試合があることもあり中4日で回すしかない、そして、1シーズンで3000球を超えると途端に肩肘が壊れる傾向にあることから、30000球➗(162試合➗5人)で92球というのが割り出されるはずだが、早めにノックアウトされることも考慮すると、せいぜい100球で降りてもいい。
NPBだと3000球➗(143試合➗6人)で125球となる上に、中6日と週に1回しか仕事をしなくていい。もちろん、調整の日も練習はするだろうが、そもそも登板日ではない先発投手はベンチ入りの人数制限からベンチに入れないという規則にもなっているので、プロ野球がファンの前に出て試合をするという仕組みである以上、休みとしてもいい。
他方、中継ぎ投手というのは、143試合の3分の1以上は実際にマウンドに上がって投げるし、楽天みたいな球団だと実際に試合に出ない日でもブルペンで肩作らせられたりして実働時間も長い。そのくせ、失点でもして先発の勝ちを消したらその投手が批判される。そもそも、私はプロの投手に対して、〇〇君の勝ちが〇〇(大抵は呼び捨てだ)のせいで消えたというのが大嫌いだ。まず、プロ選手に対して、君付けをしていいのは元SB監督の工藤氏だけだというのは冗談だが、いくら自分よりも年下とはいえ、〇〇君呼ばわりが気に食わない。〇〇さんか〇〇投手だろ。
もう1つ気に食わないのが、週1回の勤務でありながら、6回くらいでマウンド降りるところだ。その時の顔を見ているが、ふざけるな、俺に投げさせろっていう顔が少ない。年間3000球縛りを許すにせよ、残りの3、4イニングが一番面白いところなのに、そして、それを差配する権利はマウンドにいる投手にしかないのに、チームから決められているとはいえ、簡単に降りるなよと言いたい。
ということで、先発が100球制限は無意味論を今後も検証したい。

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