実行為替レートの低下は円安につながるのでは?

日経新聞の記事で、日本の実行為替レートが低下し続けているというのがありました。

実際にBISが公表している実行為替レートをみていくと、2010年比でも80とかその程度まで、円の実力は鋭意低下中。

ちなみに、他の先進国で同じような傾向にあるのが、カナダ、オーストラリアあたりで、両国は日本ほど長期的な景気低迷になっていないはずですが、この手の疑問はきちんとした見解を聞かないと分からないところですね。オーストラリアなんて、たしか、500ミリの水で2ドルくらいした記憶があるのですが、でも、実行為替レートは低下しているのですよね。

これに対する解決策として、悪い円安論をひっくり返したような円高推進論が出てくるのですが、円の相対的価値が安くなっているのだから、文字通り、円安になるのでは?と思うのが、疑問の1つ。あと、貿易収支でこれが決まるとしたら、原発を止めてその分をLNGで調達すると自ずと通貨が弱くなりそうだし、製造業が現地生産を進めるとその分だけ基準年よりも輸出が減る分通貨が弱くなりそうですね。この部分も勉強してみるか。

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